歩み 2011

<歩み2011年>

・<1月23日(日)14:00~15:00>
“本田和の冬語り”
~こどもとはじめはこどもだった大人たちへ~
大雪の予想だったけど、始まる前に雪はひと休み。“冬語り”というテーマ。
冬のものと、そしてもうすぐ立春ということで、春を呼ぶものを語った。
図書館の司書の方々が、創ってくださった雰囲気のある、幻想的な空間で語った。

「雪女」ほか
会場;玉川こども図書館2階交流ホール にて
主催;金沢市立玉川こども図書館
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・<2月11日(金・祝)14:00~15:15>
“あなたへ~「恋文」in神戸・六甲”
バレンタインには、あなたへ~“恋文”
あなたへ~“恋文”in 神戸・六甲は
バレンタイン・デイ間近の2月11日。

私にとって、この日の語りは、一生忘れられないものになった。
もう、一年に一回の語りのライブが恒例になっている神戸・六甲・音楽ホール&ギャラリー・里夢 SATOM に、“ただいま”

チェロ奏者の林口 眞也 さんと一緒に、恋文を紡いだ。
最初の合わせ練習のときから、もう、ずっと前からこの「恋文」をコラボレーションしてきたような気がしたくらい、ぴったりと合って、とっても気持ちがよかった。

毎回、ステージの花をアレンジしてくれる陽子さんが、今回は、深紅の薔薇を用意してくれた。
「恋文」のイメージ、そのもの。

心地よい会場での「恋文」
聴いてくださった方々、おひとりおひとりに、心を込めて届けた「恋文」だった。


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・<2月12日(日)14:00~15:00>ワークショップの生徒さんたちで作っている語りの集まり<和ぼっこ>が、金沢市立泉野図書館主催2月の「らいぶらりぃ・かふぇ」 に出演
“朗読と和楽器の響演~<古典を奏でる>”
和楽器は、琴古流尺八の 盛本 芳久 さん
私は「でれすけほうほう」を語る
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・<2月24日(木)20:00~> メロメロポッチ  ・ライブ弦奏の夜・語りとクラシックギターの夜・第30夜>
“山のものがたり・里のものがたり”

・<3月13日(日)18:00~19:00>沢 麻美 写真展 チラシ沢麻美さんの写真展【ヒト、HEAT、HEART】
吉野工芸の里 鶉荘 にて
【語りとギターで綴る“山のものがたり、里のものがたり”】

白山市・吉野谷という山懐にある雰囲気のある建物・鶉荘。
歴史を感じさせる重厚な木の建物は、声やギターの音色を、心地よく響かせてくれる。
だんだん日が暮れてきて、囲炉裏のきってある部屋は、幻想的な雰囲気に変わって行った。

鶉荘の建物全部を使って、写真家・沢 麻美 さんの“ヒト、HEAT,HEART”がテーマの写真の数々が展示されている。
昨年も、沢 麻美さんの写真展のなかで、写真とのコラボレーションとして、語りとギターをさせていただいた。

クラシックギター・谷内直樹 さん と

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・<5月27日(金)19:00~20:00>第5回野町ライブ「プラテーロとわたし」in ガレリアポンテ

アンダルシアのエレジー “朗読とクラシックギターのための《プラテーロとわたし》”
スペイン・アンダルシア地方の詩人・ヒメネスが綴った散文詩集「プラテーロとわたし」に、作曲家・テデスコが曲をつけた朗読とクラシックギターのための作品。

「プラテーロ」という名のロバと一緒に過ごした故郷・モゲールでの日々を綴っている。

クラシックギター・谷内直樹 さん と

今年も、会場は、 ガレリアポンテ  さん (金沢市野町1-1-44)
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・<5月28日(土)13:00~>
山田俊一さん、純子さんが描き、綴られた画文集『うるわしき金沢ーペン画で描く城下町ー原画展』 にて、画文集の中のいくつかを朗読。

山田俊一さんと純子さんが、ひとつひとつのペン画に寄せて書かれている文章は、まさに、スケッチのように、優しい言葉、想いをそのまま伝える言葉によって綴られている。

声に出して読んでいると、すーっとお二人の言葉が、身体と心に沁み込んできた。
石川県立美術館 広坂別館(金沢市出羽町1-1)にて。
朗読している間、樹々のなかから、野鳥・・・四十雀かな?・・・の可愛い声が聴こえてきた。

緑に囲まれて、歴史を感じさせる建物のなかでの朗読・・・
まるで、緑のシャワーを浴びたようだった。
クラシックギターの谷内 直樹 さんと一緒に。

・<6月11日(土)9:30~11:00>
金沢市伏見台公民館主催“地域探訪”第1回
にて
朗読;芥川龍之介・作「芋粥」
「芋粥」の登場人物の一人が、石川県と関わり合いのある「富樫一族」ゆかりの人ということで、「芋粥」の朗読をした。

・<6月11日(土)11:30ごろ~>光と影の恵子の一座に参加 
「100万回生きた猫」尺八・盛本 芳久 さん と
金沢市立泉野図書館オアシスホールにて
主催;恵子の一座

・<6月23日(木)20:00~>  メロメロポッチ  ・ライブ弦奏の夜・語りとクラシックギターの夜・第31夜>

エドガー・アラン・ポー 作
「アッシャー家の崩壊」

コシュキン作曲「アッシャーワルツ」とともに

クラシックギター・谷内直樹 さん と

メロメロポッチにて
メロメロポッチの入り口

・<7月10日(日)19:00~>“あなたへ~ 「恋文」 in 金沢・東山”
ピアノ・青山 保 さん とご一緒に。
東山・金澤町家Gallery椋 にて
“あなたへ~「恋文」”は、3回目になった。
回数を重ねるごとに、自分の身体に沁み込んでいっているという実感がある。
語っていて、心地よい距離感といったものを身体に感じられるようになる。

椋は、そのスペースによって、雰囲気が違う。
朱塗りの二階のお座敷は艶かしい。
一階のギャラリースペースは、シンプルでモダーン和風って感じ。
こんな“和”って、潔いな~~って感じる。

照明、床、テーブル、椅子、のれん・・・・・ひとつひとつにオーナーの渡辺さんのこだわりが溢れている。

そんななかでの「恋文」
“誰かに胸の想いを伝えたい時、
手紙を書きますか?”

シンプルな空間のなかで語っていると、庭の桂のきをポストがわりに「恋文」をやりとしている女性が、いつもより、より潔かったかな・・・

・<8月25日(木)20:00~>  メロメロポッチ  ・ライブ弦奏の夜・語りとクラシックギターの夜・第32夜>
江國香織・作「つめたいよるに」より4編
やさしい言葉で軽やかにテンポよく進んでいく・・・・
そして、ふわっとしたものが残る江國ワールドを。
ラテンの曲とともに。

クラシックギター・谷内直樹 さん と
メロメロポッチ (金沢市下近江町68BF、くすりのキリン堂横の地下)
メロメロポッチの入り口

<8月28日(日)18:30~19:30>金沢市俵町のギャラリーISOLAにて、
<語りと尺八の夕べ> 
このギャラリーは、家具つくりの尾田 伊生さんの工房にある。
尾田 伊生展ーギャラリーISOLA・工房・open houseーの会期中のイベント。
工房もギャラリーも全部、尾田さんの手作りなのだ。
海まで見わたせるテラスに坐って、景色を眺めていると、
まるで映画の中の異国にいるような気がしてしまう。

開演の直前、真っ赤な夕日がゆっくりと落ちていくところを観ていた。
もうちょっとで海に入る
・・・というところで開演時間になった。

だんだんと色が変わっていく日没の空の色が、
会場となったギャラリーの窓をまるでキャンバスに変えてしまったようだった
(らしい・・・というのは、その窓は、私の後ろ側にあったから、客席からしか見えなかった)

客席の椅子も、全部、尾田さんの作品。
椅子たちが、まるでおしゃべりしているみたいだ。

「宮沢賢治の詩」
「100万回いきたねこ」
「子どもの頃へ想いをはせて・・・」

金沢市俵町・尾田伊生さんの工房 にて
尺八・琴古流尺八・盛本 芳久 さん と

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 <9月12日(月)13:30~14:30>ワークショプ“声読”の楽しみを受講している人たちの集まり・和ぼっこ主催の<詩やものがたりを聴く>ひととき。

Mさん

会場は、金沢市立泉野図書館2Fオアシスホール。

Aさん

Cさん

Kさん

和ぼっこのなかの4人による
宮澤賢治・作「ざしき童子のはなし」のあと、

本田和の語り
宮澤賢治の文語詩~尺八にのせて~
宮澤賢治・作「祭の晩」
芥川龍之介・作「蜘蛛の糸」

ゲストとして、琴古流尺八奏者・盛本 芳久 さんが、「手向」を演奏してくださった。

Nちゃんが音響・照明をしてくれたので、雰囲気のあるステージになった。

暑さが和らいだ昼下がり、図書館に来ていた人たちも、ふらっと来て下さった。
こんな、さりげない語りのひとときって、いいな~~~って思った。

 <10月2日(日)19:00~>ネパールの歌手スンダリ・ミカ さんとのライブ

“Kanazawa の声と Katmanduの声が Kyotoで響きあう” 
「いきる・うたう・かたる」

会場;京都の町屋・うずらギャラリー 
(京都市中京区三条通寺町西入)

たくさんの店・人で賑わっている三条河原町。
大勢の人がぶらぶらとブラリングをしている通りに面して、
そこだけ異次元の世界に迷い込んだようなところ・・・
・・・うずらギャラリー。

現代的な建物に囲まれて立っている古民家なんだけど、
それがちっとも不思議じゃなく・・・
当たり前のようにたたずんでいる。
もちろん、うずらギャラリーの建物のほうが、
ずっとずっと昔から建っているんだけど。
そこら辺りに同じ空気が流れているって感じ。
こんなところは、京都ならではの空気なのかな~~って思った。

古い戸を開けて、建物の中に入っていくと・・・
身体も気持もひきしまるような空間に包まれる。

靴を脱いで、ギャラリーに入ると、暖炉、浪漫を感じる電灯・・・・
窓からは植え込みの樹々の緑が優しい。

9月に始めてこのギャラリーに来たとき、
この空間に受け入れてもらおうと、
しばらく、この空間と気持の対話をした。
“はじめまして”という気持もこめて。
この空間には、時空の流れの精霊のようなものを感じる。

さあ、本番、いろいろ、アクシデントなどもあったけど、
気持ちよい語りが出来たってことは、うずらギャラリーさんの空気や目に見えない精霊のようなものに、少しは受け入れてもらえたかな・・・。

会場いっぱいのお客様だった。
後ろの廊下にまで椅子を並べてあった。

「夢十夜」
「みみをすます」
「生きる」
「ネパールの詩」

ほか
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<10月27日(木)20:00~>  メロメロポッチ  ・ライブ弦奏の夜・語りとクラシックギターの夜・第33夜>

芥川龍之介・作「芋粥」
この物語には、石川県とゆかりのある人物が登場するのです。
クラシックギター・谷内直樹 さん と

メロメロポッチの入り口
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<12月22日(木)20:00~> メロメロポッチ ライブ弦奏の夜“語りとクラシックギターの夜”> 第34夜;
宮澤賢治「雪渡り」

語りとクラシックギターのための
「雪渡り」Blue Funtasia は、
ギターの音色に乗せて

“青白い大きな十五夜のお月様がしづかに氷の上山から登りました。・・・・・・・・
キックキックトントン・・・
凍み雪しんこ、堅雪かんこ・・・“

ギターは、谷内直樹 さん
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