歩み 2018

<2月23日(金)24日(土)19:00~>龍宮夜会~雪女金沢を流れる浅野川のほとり、東山にある町屋塾で語りと舞と光と映像と音による「龍宮夜会~雪女」でした。

夢十夜より第一夜」(夏目漱石・作)
雪女

舞;宇都宮千佳、音;新谷美樹夫、光;竹原均、映像;山田のぶ

今年も、町屋塾で宇都宮千佳さんの舞とご一緒しました。

「夢十夜」の語りは山田のぶさんのほとんど動かない静かな映像と一緒でした。のぶさんの映像が消えると、そこに雪が降り始め、新谷美樹夫さんが作って下さった音が流れ始めました。
雪のなかで千佳さんが舞い・・・・竹原均さんの灯りが幻想的に。
「雪女」を語り始めました。

そして、雪女が消えて・・・小鳥のさえずりが聴こえ・・・・春がやってきました。

また、千佳さんの舞とご一緒するのがとても楽しみ。

そして、二階の茶室では、お薄。雪を思わせる器の白とお茶の緑は、いまでも目に浮かびます。

そのうえ、スミスミ・ご膳。まず、眼を楽しませてもらって、そして美味しい味を楽しんで。
スミスミごはんを作って下さったスミスミさんの説明を貼り付けます。

「雪女から、春を待つイメージで作りました。
節句のひな祭りの菱餅のように、芽吹きと雪と花を表現したお寿司は、それぞれ、セルバチコ、大根、ビーツを入れました。大根の入ったお寿司には、菜の花をあしらいました。
あとは、金沢の生麩と、きのこ、春菊を、なごり雪のような粕煮にしました。
雪の中で雪解けを待つように、ひじき、青菜、クコの実を、湯葉とお豆腐で白和えに。
芽吹きをイメージして葱を斜めにカットし、バルサミコでソテーし、白味噌を添えました。
あとは、その場で召し上がられた方には、葛でとろみをつけたかぶのみぞれ汁をお出ししました。」

<3月21日(水・祝)14:00~>長年の友人であり仲間、のりちゃんがオーナーの「お家カフェ・こはな」(金沢市尾張町1-9-7)のこけら落としライブで
“語りとギター”のひとときでした。
クラシックギターの谷内直樹さんと一緒。

昭和の香りのする(と勝手に思っている)大正時代の建物です。
のりちゃん、あきちゃんのリクエストで、「きつねの窓」を語りました。
子どもの頃のへの想いでいっぱいになる物語です、私にとって。

ライブの後は、優しいあったかいカフェですっかりくつろぎました。
「お家カフェ・こはな」は2階にあります。1階は駐車場になっています。
こはなさんの窓からは、歴史のある建物が見えます。

<3月25日(日)14:00~>“春の昼下がり語りとギターのひととき
白山市立美川図書館(白山市美川浜町ヨ103)と公民館の共同事業とのことでした。
テーマは、遠く白山を眺めて山の物語、手取川沿いの日本海近く海の物語。
「つつじの乙女」
「耳なし芳一」
クラシックギター演奏

クラシックギター は
谷内直樹 
 さん 

晴れた春の午後、とても気持ちよかった!

<5月11日(金)19:00~20:10>「中原中也・汚れつちまつた悲しみに・・・」金沢公演

会場は金沢市民芸術村ドラマ工房。
ドラマ工房の入り口は、もう、中也の世界です。

ドラマ工房は天井が高く、よく響きます。音響はいつものLFIの新谷美樹夫さん。
コンサートホールで語り、チェロの演奏しているようでした。、

そして照明は、いつもの宮向隆さん。中也の時代に連れて行ってくれる明かりでした。

いまにも空中ブランコが揺れている小屋の天井が見えるような「サーカス」の明かり。

画像を見ながら、中也の足早に駆けぬけた30年の人生、心の乱反射を映したような中也の詩を思い起こしています。

      語り;本田 和  
     チェロ;林口 眞也

  プロデュース;森田 正明   
    デザイン;斉藤 慶     
      音響;L.F.I新谷 美樹夫
      照明;宮向 隆


会場;金沢市民芸術村ドラマ工房PIT2
 (金沢市大和町1-1)

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<6月10日(日)13:30~>“光と影の恵子の一座”~風のおきみやげ

K子さんは会場で花に囲まれて微笑んでいました。

19年前、K子さんがご自宅で療養してらっしゃるときに、ギターの谷内さんと出かけて行ってK子さんが好きだと言ってくださっていた「プラテーロとわたし」を聴いていただきました。
あれから19年!

毎年、K子さんのお仲間の人たちが作り上げているひととき「風のおきみやげ~光と影の恵子の一座」に今年も参加しました。
今年はクラシックギターの谷内直樹さんと一緒に「詩人・吉野弘の言葉」というテーマで語りました。
そのなかの一つの詩には尺八の盛本芳久さんが加わってくださいました。

泰山木の花が好きだったk子さん、しっとりとした緑が爽やかな一日でした。

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<6月17日(日)14:00~15:15>「中原中也・汚れつちまつた悲しみに・・・」~本田和の語り・神戸六甲公演は、

チェロは、大阪フィルハーモニー交響楽団の林口 眞也さん。

朝から強い太陽が照りつける日でした。六甲は風が爽やか。
六甲の山懐にある「里夢」での語りのライブは、今回で11年目になりました。

「ただいま~~」って里夢に帰って来るような気持ちです。

来年もまた、ここ神戸・六甲山麓「里夢」で語りたいと思っています。

<6月28日(木)19:00~>メロメロポッチ・ライブ弦奏の夜・語りとクラシックギターの夜・第55夜> 
    「星野道夫のアラスカ」

アラスカに生きた一人の写真家・星野道夫。華やかで便利な文明生活からは遠く離れた極北の地・アラスカで生命を見つめ、
ファインダーを覗き、シャッターを切りました。大自然の息吹が伝わってくる星野道夫のエッセイを語りました。

クラシックギター 谷内直樹 さん
会場;メロメロポッチ (金沢市下近江町68BF、くすりのキリン堂横の地下)
 
メロメロポッチの入り口


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<9月9日(日)13:00~>9月9日の重陽の日・菊の節句に開かれた重陽の海ライブ in 神楽坂 The Gleeに語りで加わりました。
東京・神楽坂のアコスティックホールTheGleeにて。

ギター&ボーカル;キャプテンこと拓海 広司さん、
ギター;ドクターKこと川上 勇治さん、
ピアノ;望さんこと髙橋 望さん。

拓海広司さんが書いた物語「イルカ☆My Love」の前半部分を語りました。一部、川上さんのギターと一緒に。
語りに続き、拓海さん&川上さんの「イルカ☆My Love」の演奏になりました。

ピアノはバッハ、ショパンなどクラシックのピアニストの高橋 望 さん。

楽屋も盛り上がりました。

素敵なミュージシャンの方々の仲間に入れていただいて、楽しかった!

会場をうつしての打ち上げも最高!

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<9月29日(土)18:00~19:00>語りとチェロの織りなす情景~「荒れ野」(藤沢周平・作)
語り&チェロで表現したのは荒涼とした「荒れ野」。
コーヒー&焼き菓子を楽しんでいただきながら聴いていただいたけど、
荒涼とした荒れ野で果たして味わっていただけたかな・・・・

そのときそのときの空間に生まれてくる語りとチェロの世界、昨夜だけの「荒れ野」の世界が生まれたと思います。
二度と生まれない世界・・・これはライブの醍醐味です。

チェロは、いつもの大阪フィルハーモニー交響楽団のチェロ奏者;林口 眞也さん。
アート&ミュージックの発信カフェ・ほっこりカフェひろた にて。

****************:

日暮れ、山を越えていた若い僧侶は道に迷う。
そこに忽然と現れた女に誘われ、女の家に泊まる。
荒れ野で僧侶が体験したものは・・・・

   語り;本田和
  チェロ;林口 眞也

会場;アート&ミュージックの発信カフェ・ほっこりカフェひろた
       能美市小長野町ト45-1、㈱ひろた美術寺井店2階 

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<10月4日(木)14:00~15:00><10月4日(木)14:00~15:00>秋の昼下がり・語りのひとときin café春

兵庫県芦屋市の阪急芦屋川近くのおしゃれな“カフェ・春”で、芦屋シュークリーム&コーヒーまたは紅茶とともに
語りを聴いていただきました。

情熱の歌人・与謝野晶子の短歌などを語ったあと、晶子が自分の子どもに聴かせるために書いたお伽噺のひとつ「金魚のお使い」、そして、秋になると語りたくなる「きつねの窓

語りが終わったあとは、しばらくは聴きに来て下さった方々とおしゃべり。
ほっこりした秋のひとときでした。

カフェ春さんでの一年に一回の語りやワークショップ、今回で4回目になりました。

cafe 春(芦屋市西山町3-9)にて

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<10月10日(水)15:00~16:00>「山のカフェで聴く語りとギター」
会場は、緑に囲まれた白山麓・鳥越・瀬木野にひっそりと佇むカフェzigzag.photo atelier “Leben”。
今年の春、写真家・沢麻美さんのアトリエ&カフェLevenに入ったとたん、是非、ここのカフェ、大好きな“あの”物語を語りたい!と思いました。
・・・それは、「きつねの窓」

物語は林の中で道に迷った“ぼく”が出会った不思議な染物屋。まるで、この瀬木野のカフェLenenでの出来事のような物語「きつねの窓」

谷内直樹さんのクラシックギターと一緒に。
そして、谷内直樹さんのクラシックギターのソロ演奏はスペインの音楽。

大きな納屋をリフォームして作ったLeben。コンクリートの土間と木の壁から、声や音楽に心地よい響きをもらいました。
沢麻美さんが焼いたマフィンとエスニックな香りの紅茶と一緒に。

森の中で、秋の昼下がりのひとときでした。

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<11月18日(日)14:00~15:00>第3回・語りのひととき~“語り・くらぶ in L.F.I”、
語り・くらぶ in L.F.I のメンバーのうち6人に私が加わり、
7人で紡いだ詩、物語。

プログラムは、
「茨木のり子の詩」
「向田邦子のエッセイ」
「江国香織の物語」

7人で7つの声で。それぞれ、違う声で語っていく、語りがより立体的になっていきます。
BGMは、新谷美樹夫さん。

小春日和のなか、たくさんのお客さまが聴きに来てくださいました。椅子が足りなくなるほどでした。
来て下さった方々、応援して下さった方々、どうもありがとうございました。

<12月10日(月)11:00~11:45>語りのひととき2018~語り・くらぶ in GALLERIA ガレリア
昨年12月に続いて、2回目の「語りのひととき」
この時期、雪やみぞれなどお天気を心配していたのですが、当日は、青空に太陽!
でも、会場のガレリアのある白山麓は雪が残っています。

語り・くらぶ in ガレリアのメンバー4人に私・本田和が加わり、詩と物語を語りました。
ガレリア画廊のカフェもオープン、飲み物を片手に聴いていただきました。

プログラムは、
*吉野弘の詩~「奈々子へ」「夕焼け」「祝婚歌」ほか
*「デューク」(江国香織・作)

アートの作品に囲まれ、コーヒーの香りに包まれ、気持ちよく語ることが出来ました。
緑の樹がガラスに映り、爽やかな気持ちになりました。

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<12月21日>石川県の高等学校で高校生の人たちへの語りでした。
高校生の人たちに中原中也の詩を是非聴いてもらいたいと思い、前半は「中原中也~汚れつちまつた悲しみに・・・」というテーマで、中也の詩を中心に中也の一生を語りました。高校の教科書にも中也の詩が載っているとのこと。
中原中也の詩に、より近づいてもらえたら嬉しいな。

後半はがらりと変わって「怪談」~「耳なし芳一」「雪女」
毎回、この時期は、雪やみぞれになるのですが、この日は朝から太陽の出るあったかい気持ちのいい一日でした。
雪かみぞれかな・・と予想して、「雪女」を用意したのですが。
でも、いいお天気だと、気持ちが明るく前向きになります。


生徒さんの司会、先生のお話。