雪・雪・・・・

雪になった。

雪を呼ぶ雷~“雪雷さま”~が暴れまわり
そして、雪。

空は鉛色になる。
鉛色~ニビイロ~の空って、ほんとに鉛のような色。
よくこんな表現をしたもんだと感嘆してしまう。
鉛の色に青空がのぞくこともある。その色模様がめまぐるしく変わる。

雪が降ると、音がなくなってしまう。
<静寂>とひとことで言ってしまうと、情緒もなにもなくなるけど
この二文字の漢字とセイジャクという音とが、雪の世界を現しているように思う。
漢字の硬質さと音の透明さ。

雪は、さっきまであった風景を全く違う世界に変えてしまう。

これは雪が降る土地に住んでいるものに授かった宝物かもしれない。

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