歩み 2012

<4月27日(金)19:00~20:00>第6回野町ライブ語り・ギター・フルートの織りなす情景アートとともに
金沢の真ん中を流れる犀川のほとりの野町で1年に1回続けている語りのライブも、6年目になった。
会場;ギャラリーガレリア ポンテ
クラシックギター;谷内直樹 さん
フルート;米口 麻里 さん

ギター&フルート;「愛の挨拶」
語り&フルート;谷川俊太郎の詩「女に」
ギター演奏、そして、
語り&ギター&フルートのための「耳なし芳一
ギター&フルート;「夢のあとで」

今回のアートは、竹久 野生さんの作品だった。
野生さんの作品からは、大地の香りが漂い、風の音が聴こえ、そして、太古からの時空の流れを感じる。

竹久野生さんは、この夜のために27日まで金沢滞在をしてくださった。
穏やかななかに、揺るがないものを持っていらっしゃる素敵な方だ。
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<5月17日(木)19:00~20:10>
金沢21世紀美術館シアター21 にて
本田和の語り”~「星野道夫のアラスカ」金沢公演

星野道夫さんのエッセイをもとにして、“星野道夫さん”を、星野道夫さんの辿ってきた道を伝えた。
星野さんが書かれたエッセイを声に出していると、
そのひとつひとつの言葉から“星野道夫さん”を生き生きと感じられる・・・・というより、感じる。
星野さんのひとつひとつの言葉が、語っている私の身体の中に、
すーっとしみ込むように入ってくる。


星野さんの言葉が、そのまま星野道夫さんという人にぴったりと重なって・・・
ひとつひとつの言葉に、“星野道夫さん”が、確かに存在している。
星野道夫さんを辿った70分だった。
星野直子さんにお目にかかりに市川まで出かけ、実際に直子さんとお話できたので、
より身近に、星野道夫さんを感じることが出来たように思う。

チェロは、もう何度もご一緒している林口 眞也 さん。

照明は、宮向 隆 さん
音響は、新谷 美樹夫 さん

写真提供;星野道夫事務所
題字;池多 亜沙子 さん
プロデュース;森田 正明 さん
デザイン;斉藤慶デザイン研究所

そして、たくさんの仲間に助けていただいた。
心から、“ありがとうございました”


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<5月24日(木)10:00~12:00>地域サロン 金沢・額
声に出して語るワークショップ&語り

<5月24日(木)19:00~> メロメロポッチ ・ライブ
弦奏の夜・語りとクラシックギターの夜・第35夜>
クラシックギター・谷内直樹 さん と
スノーグース(白雁)」  ポール・ギャリコ 
第二次世界大戦で英仏連合軍約34万人が,ドーヴァー海峡を駆け抜けたドイツ軍に、ダンケルクで包囲された。
しかし、イギリス艦隊の活躍により救出された。
このいわゆる「ダンケルクの悲劇」を背景に,少女フリーザと画家ラヤダーの心の交流を描いたギャリコの作品

メロメロポッチ (金沢市下近江町68BF、くすりのキリン堂横の地下)にて
メロメロポッチの入り口
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<6月9日(土)13:30~>金沢市民芸術村里山の家にて
光と影の恵子の一座~「風のおきみやげ~その9」に出演
きつねの窓」を語った。
恵子さんが亡くなってから9年。
毎年恵子さんの命日に近い土曜日に催される「風のおきみやげ」
金沢市民芸術村・里山の家の周囲の緑をいっぱい浴びて、
恵子さんを想いながら・・・・


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<6月24日(日)14:00~>>第8回神戸ライブ本田和の語り「星野道夫のアラスカ」 in 神戸・六甲  
神戸・六甲・音楽ホール&ギャラリー里夢SATOM にて
(神戸市灘区曽和町1の4の2のB1)

“白熊、ザトウクジラ、オーロラ・・・
写真家・星野道夫が見つめ続けたアラスカ
本田和の語り、今回は大自然と命の物語です

日々生きているということは、あたりまえのことではなくて
実は奇跡的なことのような気がします
』 
(星野道夫・著『旅をする木』より)

写真家でありエッセイストである星野道夫さんの言葉を語りとチェロで表現し
星野道夫さんの生きてきた道を辿ったひとときだった。

チェロ;林口 眞也  さん

写真提供;星野道夫事務所
題字;池多 亜沙子 さん
プロデュース;森田 正明 さん
デザイン;斉藤慶デザイン研究所
フラワーアレンジメント;宮崎 陽子 さん

ここ六甲のホール里夢はステージと客席との距離が近く、
金沢21世紀美術館シアター21での金沢公演とはまた違う空気になった。
聴いてくださっているお客さまの呼吸が感じられるような
より一体感を感じるような・・・世界になった。

宮崎 陽子さんのフラワーアレンジメントは、オーロラのイメージ。

六甲・里夢での公演は、今回で6回。
その前に、岡本公演をしたので、神戸公演は、もう、9年になった。
私の故郷でもあるし、里夢には、“ただいま~~”って帰ってくる気持ち。

星野道夫さんの生きてきた道を辿り
星野さんの言葉を身体の内に感じる
・・・そんな語り冥利に尽きるような至福のひとときだった。
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<7月5日(木)13:30~15:00>語りのワークショップin芦屋
会場;兵庫県阪急芦屋近くの <雑貨 & Tea えふぶんのいち ゆらり
<ゆらり>さんでワークショップや語りをするのは始めて。

古典から詩、現代文など、声に出して読んでみるワークショップ。
落ち着いたカフェ<ゆらり>さんは、木のテーブル、椅子など、身体にも声にも、とても暖かい。
それに、声がよく響いて、とても気持ちがいい。

<ゆらり>さんの美味しい紅茶&お菓子で、休憩。

そして、「きつねの窓」を語る。
<ゆらり>さんのあったかい空気は、大人のファンタジー「きつねの窓」をゆったりと受け入れてくれた。
語っていて、その空間が、自分を受け入れてくれているんだな~~~って感じられるときって、身体の中から嬉しくなる!
そのあとは、みんなで“発表会”

終了したあと、残った人で、楽しいおしゃべりが続いた。
そして、<ゆらり>さんの前で、パチッ!

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<8月19日(日)19:00~>富樫教育プラザ広場にて
8月の中旬、朝夕は少し涼しくなった頃、屋外広場で“和さんの夕暮れ劇場”
(主催の人が付けたタイトル)で語りをした。
主催;富樫教育プラザ
語り始めた7時は、薄暗く・・・そのうち、真っ暗に。
ろうそくの明かりと、白いランプの明かりで・・・

画像は明るい頃のステージ。


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<8月23日(木)19:00~>メロメロポッチ
・ライブ

弦奏の夜・語りとクラシックギターの夜・第36夜>
ナゲキバト」   ラリー・バークダル 作
“私は9歳のとき、両親を亡くし、祖父に引き取られた。優しく、ときには厳しく、「生きる」ということを教えてくれた祖父。よみがえるのは、あの夏の日、ナゲキバトを撃ってしまった日のこと・・・・“
今は大人なった私・ハニバルの思い出の記・「ナゲキバト」
クラシックギターの音色とともに・・・・
クラシックギター・谷内直樹 さん と
メロメロポッチ (金沢市下近江町68BF、くすりのキリン堂横の地下)
2,000円 (ワンドリンク付)
メロメロポッチの入り口
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<9月15日(土)19:00~>「“夢を綴る”~夢十夜・夏目漱石・作」 in 東山・金澤町家ギャラリー椋
4回目になる東山・金澤町家ギャラリー椋・ライブ。
5つの夜を、語りとシンセサイザーで表現した。
シンセサイザーは、なんどもご一緒させていただいている青山 保さん 


築120年という歴史を持つ金澤町家GALLERY & CAFE 椋 muku で、
100年がキーワードの夢十夜。
哀しい夢・切ない夢・怖い夢・・・
いろいろな夢を綴った。
幹線道路に面しているにも関わらず、金澤町家・椋に入ると、そこは・・・
異次元の世界。
しんとした空気が流れている。


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9月24日(月)13:30から、~本田和&和ぼっこによる“詩やものがたりを聴く”ひととき。
年に一回、ワークショップ“声読”の楽しみを受講している人たちで作るグループ<和ぼっこ>と一緒に、語りと音楽のひとときを催している。

今年の語りは、
「きつねの窓」「耳なし芳一」
ゲストは
琴演奏・生田流正派邦楽会 大師範 北村 雅楽弓 さん
    生田流正派邦楽会 師範 千田雅楽弘 さん
琴の二重奏と語りとのコラボレーションをした。
(リハーサル風景)

<和ぼっこ>のみんなと一緒に語りのひとときを過ごすのは、
ひとりで語っているときとはまた違う面白さがある。
みんなで気持ちを合わせる楽しさ・・・・かな。

音響・照明は、辻子 紀子さん
<和ぼっこ>のみんなの語りの様子など、
詳しくは、<ワークショップ> へ
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<9月28日(金)19:30~>語りとシンセサイザー"怪談ばなし” 
高学年~大人の観客に“怪談”を語る。

怖い! でも聴きたい・・・という怪談。
ドロンドロン~~という太鼓が鳴り、ヒュ~~~、さあ、出るぞ出るぞ~~
と身体を硬くして、耳はしっかりテレビやラジオのほうに向けて。
ストーリーは分かっていても、いや、分かっているからこそ面白かった。

プログラムは、
「雪女」
「夢十夜・第三夜」
「耳なし芳一」

シンセサイザー滝沢 卓 さんと。
滝沢卓さんの音は、怖い不思議な不気味なミステリアスな世界に迷い込ませてくれる。
会場;金沢市民芸術村里山の家
主催;子ども劇場いしかわ
会場を怪談の世界に創りあげてくださった。

会場である里山の家は、古民家を移築したもので、囲炉裏がきってある大きな和室や畳敷きの部屋もある。りっぱな朱塗りの引き戸もある。
もう、それだけで異次元に迷い込んだよう・・・
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<10月6日(土)13:00~>、“詩やものがたりを聴いてほっり”
周囲を田んぼに囲まれた富山・小矢部の北川家座敷で語った。
静かで豊かでのどかな田園風景のなか
木々に囲まれたあったかい家。
そこにいると、"ほっこり ゆったり のんびり”する。
時間の流れの違う世界に迷い込んだような気がする。
そのお座敷で語る・・・・ということで・・・・

「みるなのくら」
「ざしき童子のはなし」
「鹿踊りのはじまり」

明るい昼間にひょこっと現れる・・・という座敷ぼっこ。
そして、周囲に広がる田園風景と、「鹿踊りのはじまり」の銀の波を打つようなすすきが広がる山の風景とが自分のなかで重なった。

お茶を飲みながら、ゆったりと聴いて下さった。
語りが終わったあとは、お茶&お菓子で、しばらく和やかな時間が続いた。
みんな、ほっこり~~~~
私も ほっこり~~~
企画されたSさんほかの方の高等学校の同級生の人たちが中心に集まって
和やかな雰囲気だった。
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<10月13日(土)14:00~>、"秋色コンサート” in 奈良・五條市に出演

五條市は、奈良県と和歌山県が隣り合うところにある。
山に囲まれ、川が流れる古い歴史を感じさせる町。
会場となった古民家があるあたりは、曲がりくねった道に沿って、古い家が並んでいる。
"秋色コンサート”の会場となったOさん邸は、築100年とのこと。
「うちは、まだ、たった100年です」とご主人がおっしゃった!
(築400年の家が近くにあった)
時空の流れが違う!

静かでのどかな"秋色コンサート”
フルート、バロックバイオリン、ピアノ・・・
そして、私の語り。
のどかなあったかいゆったりとした秋の日、
ピアノの篠原 美樹子さんとのコラボレーションで、
きつねの窓」を語った。


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<10月23日(火)14:00~> 金沢・雑貨の店・アチャ にて
「ざしき童子のはなし」 宮澤賢治・作

11月3日(土・祝)14:00~大阪の枚方市・星丘学園・学園祭・ワンコインライブ。
「きつねの窓」

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ピアノ;篠原 美樹子 さん の演奏もあったひととき

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洋裁学校にはギャラリーがあり、若い人たちが運営している。
明治の時代に建てられた木造校舎の教室を使ったギャラリーを、
みずみずしい若い感覚で、デスプレイし、
古いものと新しい感覚の洒落たコラボレーションの空間になっている。

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黒板も、懐かしいチョークの字、さりげない麦藁帽子。
私の語りの世界を知ってくださっていたんだ~~~
ありがとう!!!

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天井からは、菩提樹のモビールが!

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大人はみんな、昔は子どもだった
そんな誰でも持っている懐かしい"子どもの頃”へ、想いを馳せて
「きつねの窓」を語った。
木造の校舎の暖かさ、林の中の学校・・・・

田んぼや畑で遊び回り・・・
菜の花やれんげ畑の甘い香り・・・
自分の子ども時代が甦ってきて、身体の中があったかくなった。

星ヶ丘洋裁学校の校舎・庭については、
11月7日付のおたより<秋・林の中の学校>を!
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IMG_1912<11月4日(日)14:00~>石川県立図書館・ライブラリーサロンにて
祭の晩」(宮澤賢治・作)

金沢城近くの本多町にある石川県立図書館一階のライブラリーサロンの窓からは、大きな欅(だと思う・・)が見える。
山男に心を寄せる亮二。
奥山に住むものの気持ちに近づけるのは、子どもだけなのかもしれない・・・・
そんなおじいちゃんの想いを、いつもより強く感じた。

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<11月22日(木)19:00>メロメロポッチ・ライブ
弦奏の夜・語りとクラシックギターの夜・第37夜

2006年2月から始まった“メロメロポッチ・ライブ~弦奏の夜・語りとクラシックギターの夜”はもうすぐ7年目に入る。

第37夜は、人が住む「里」、動物や精霊、山姥、山男、雪女などが住むいわば異界である「奥山」、それらが「里山」を通って行き来する。
そんな、里~里山~奥山をテーマにした語り
山の物語、里の物語 ~ パートⅡ
「ざしき童子のはなし」「祭の晩」「鹿踊りのはじまり」(宮澤 賢治・作)
19世紀ギターの音色とともに
クラシックギター・谷内直樹 さん と

そして、奥山は、里とは違う時空が流れているのではないかと思う。
里山は、こちらとあちらを結ぶ不思議な空間なのだろう。
ライブ会場は、やはり不思議な空間・メロメロポッチ (金沢市下近江町68BF
メロメロポッチの入り口
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IMG_2011<12月21日(金)15:30~17:00>石川県立泉が丘高等学校で語った。

「雪女」
夏目漱石・作「夢十夜」より 第1夜、第3夜
「きつねの窓」

高校の2年生の国語の教科書に、「夢十夜」が出てくるとのことなので、プログラムに入れた。

現実とは離れた夢の世界、ファンタジー・・・というプログラムにした。

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みずみずしい感受性を持っている高校生の人たちへの語りは、また、ほかの場とは違った空気になる。
手渡したものが、すーっと染みていく感じ。

いいな~~、若いってことは!

高校生さんたちに聴いてもらって、
身体の内から、ほっこりとあったかくなったひとときだった。

図書館の委員の生徒さんが紹介してくださったあと、語りに入った。
そして、終わったあとは、図書館担当の先生の言葉。

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高校の図書館司書のNさんと。
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<12月24日(月・祝)午後> ワークショップ"声読”の楽しみ・クリスマスの集い
「世界で一番の贈りもの」白山市・カフェ・エンジェルにて

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