宵の家・・・

新幹線~北陸線の特急列車を乗り継いで出かけた。

夜、列車の窓から外を眺めていた。
夜の新幹線は、眺めるなんてものではなく、何があるかもわからないままに過ぎてしまう。

北陸線は、家々の灯りやネオンサインなどははっきりと見える。

小さい頃のことを思い出した。
両親と一緒に電車に乗って出かけ
帰りは夜になり、疲れて、眠くなって・・・蒲団が恋しくなり・・・

電車から見える家々の窓からは、ほんのりと明るい。
ほんのりとしたあったかそうな灯り~もちろん白熱灯~
あの灯りの下で、家の人たちは、晩ご飯を食べたり、布団に入って寝転んでいたりしているんだろうな・・・
早く帰りたいな・・・
そんなほんわかとしたものに包まれている窓から見える灯りの家の人たちが、とてもうらやましかったのを覚えている。

新幹線は、そんなことを考える間もなく、列車は超スピードで通り過ぎてしまうけど。

あのあったかい灯り、いまでも目に見えるし、思い出すだけで、胸のあたりがほっとあったかくなる。

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