北陸中日新聞記事より・・・
『耳で味わう名作文学 和ぼっこの会 12日に『声読』発表会
2007年5月10日
発表会に向けて声読の練習に励む「和ぼっこの会」=金沢市角間の「角間の里」で
犀星の詩など披露
詩や物語を声を出して読む金沢市の“声読”グループ「和ぼっこの会」が、十二日午後二時から金沢市角間の金沢大創立五十周年記念館「角間の里」で、昨年六月の発足以来、初めての発表会を開く。発表会を前に、会の仲間たちは練習に励んでいる。 (浦上豊成)
和ぼっこの会は、本田和さん=金沢市=が主宰。会員は十人で、毎月第一、第三月曜日に同市額谷の会員宅に集まり、物語や詩、古典、民話などを声読している。
発表会では、本田さんを含めて六人が北原白秋や室生犀星の詩や「百万回生きた猫」(佐野洋子作)の物語など五遍を約一時間にわたって披露する。
発表会に備えて、本田さんや会員たちが「角間の里」で、本番さながらに練習に取り組んでいる。本田さんは「聞いている人も一緒になって楽しめるように」「物語の登場人物の気持ちを感じながら声を出して」などとアドバイス。会員たちは何度も読み合わせをしている。
会員の介護福祉士江尻非作美さん(57)は「お年寄りと接する仕事をしているが、声読を始めてから、お年寄りと優しい語り口でおしゃべりできるようになった。発表会はありのままでいきます」と意欲を燃やす。
当日は入場無料。問い合わせは同会=電話076(298)6622=へ。』
(北陸中日新聞2007年5月10日付 記事 より)