5月24日の メロメロポッチ ・ライブ
<弦奏の夜・語りとクラシックギターの夜・第35夜>は、
ポール・ギャリコの作品「スノーグース(白雁)」を語った。
この作品は、渡り鳥スノーグースが結ぶ画家と少女の物語。
画家・ラヤダーは、愛する少女と別れて、ひとり、小さな舟で出かけていく、
ダンケルクに向かって。
ギャリコの「スノーグース」という物語は、“ダンケルクの戦い”が舞台になっていく。
そして実際にあったいわゆる“ダンケルクの奇跡”にそって物語が進んでいく。
ずっと前に、第二次世界大戦の発祥の地・ポーランドのベステルプラッテを訪ねたことがある。
バルト海に面した街だ。
ここベステルプラッテから始まった戦争が、ドーバー海峡のフランス側の地・ダンケルクでの戦いに繫がっていく。
クラシックギター・谷内直樹 さんの演奏と一緒に「スノーグース」を語りながら、
あの日に見たベステルプラッテの海が浮かんできた。