浜松市秋野不矩美術館 ・展示室での
"秋野不矩を語る"~「バウルの歌」は、2月1日でした。
この展示室で、ぐるり周りを秋野不矩さんの作品に囲まれて語る・・・・
すぐ右には、「渡河(とか)」
左は「砂漠のガイド」
「ガンガー」「土の家」・・・・不矩さんのたくさんの作品を見つめ、見つめられて・・・・
不矩さんがずっとそばで見守って下さっているようでした。
語りながら、嬉しくて嬉しくて。
林口眞也さんのチェロも気持ちよく響いていました。
不矩さん、少しは近づけたでしょうか・・・・・
秋野不矩美術館は、秋野不矩さんの作品が生き生きと展示できるようにと作られた美術館です。
天竜川に近い小高い丘の上のまるで中世のお城か砦のような建物。
建築家の藤森照信さんのデザイン。
美術館の石ぶきの屋根は、長野県諏訪地方で採った鉄平石。薄く削って使ってあるそうです。
杉の壁は、朽ちていくのもデザインのうち・・・との藤森氏の考えで防腐剤処理をしていないとのこと。
黒く、風格が出ています。
壁に見える・・・あれの木でできたものは・・・何??
雨樋だと教えていただきました。
(精神修養をしたいときは、この下に立って、肩に水を受ける・・・と館長さんの冗談)
隅々までに細やかに考えてデザインしてあります。
展示室の床は大理石。
高い天井のてっぺんからは太陽の光がさしこんできます。
小高い丘のうえ・・・秋野不矩さんが描く世界に身を置く幸せを身体中に感じました。
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