<2019年6月19日付北陸中日新聞より>
【詩の朗読×チェロ演奏 市民芸術村 智恵子抄の世界表現】
語りとチェロ演奏で高村光太郎の世界を演出する本田和さん(左)と林口真也さん=金沢市民芸術村で
音楽に合わせて物語や詩の朗読をする金沢市の本田和(かず)さんの公演「『智恵子抄』詩人高村光太郎と智恵子」(北陸中日新聞後援)が十七日、金沢市民芸術村であり、七十人の来場者が光太郎の詩の世界とチェロの演奏を楽しんだ。
智恵子抄は、光太郎が妻への思いをつづった詩集。愛にあふれる詩を、本田さんが情感を込めて読み上げた。大阪フィルハーモニー交響楽団のチェリスト林口真也さんが重厚な音色を奏で、詩に込められた感情を引き立たせた。
公演は、本田さんの活動を支援する団体「きくはなすの会」が主催した。(小坂亮太)