万葉集群読~能登上布に寄せて

能登の付け根あたりに、能登上布の里がある。
能登上布は麻を織り込んださらりとした感触の
まるで“蝉のような”織物で、
歴史はなんと2000年前までさかのぼる。

能登上布発祥の地・鹿西町(現・中能登町)は、
この能登上布を伝えていこうと、会館を作ったり、
機織が出来るようにしたり・・・様々な企画をしている。

この能登上布の地にあるR高校で、
11月に、“万葉集の群読~能登上布に寄せて”
(このキャッチは、私が勝手に付けたのだけど)
をする。

1年生全員160人で、万葉集の群読パフォーマンスをする。
その詠は、生徒さんたちが選んだこの地にふさわしい織・染・布に関わるもの14首。

いま、その群読の発表に向けての練習の授業に出ている。

中能登町に行く日は、秋晴れの気持のいい日に恵まれている。
能登半島の海に沿って走る海浜道路を車で走りながら、キラキラ光る大きな海を見ているうちに、
だんだんと、日常から離れていく。

ずっと昔から生命は続いていて、これからもずっと続いていくんだな・・・
そう思うと、いま、生きている時間は、ほんの一瞬に過ぎないんだな・・・・

些細なこと、目先のことに、いま悩んでいることに、くよくよしているなんて、ちっぽけに思えてくる。
な~~んだ、こんなことに悩んでいたのか・・・なんて思えてくる。

さあ、160人のティーンエイジャーのフレッシュな声での万葉集。
男性・女性の声が交差する。
ブラスバンドの人のBGも入り、万葉集の新しい世界が創りだされると、わくわくしている。

<万葉集~能登上布~高校生による群読パフォーマンス>という構想を持たれたR高校のK先生のおかげで、私はいい時間を過ごさせてもらっている。

今週から、160人での全体練習に入る。
11月5日の本番に向けて、どきどき・わくわく。
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CD[セロ弾きのゴーシュ」ジャケット “三つの音が調和する 幻想的な語りと音楽の世界” 
本田 和の2枚目のCD、完成・発売中

CD<セロ弾きのゴーシュ>~本田 和・語りの世界~

1.語り&チェロ
蜘蛛の糸」芥川龍之介 原作、宗像 和 構成・作曲
2.語り&クラシックギター
智恵子抄」高村光太郎 作詩、宗像 和 構成・作曲
3.語り&チェロ
セロ弾きのゴーシュ」宮沢賢治 原作、宗像 和 構成・作曲
ジャケット裏
語り・ものかたり人;本田 和、チェロ;林口 眞也、クラシックギター;谷内 直樹

2,000円(税込み)

リーフレット試聴できます(タイトルをクリック!)
蜘蛛の糸
智恵子抄
セロ弾きのゴーシュ

詳しくは、CD<セロ弾きのゴーシュ>~本田和・語りの世界~
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日本語と英語の掛け合いの語りのCD
 
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“音楽のように美しく調和する二つの声” をお楽しみ下さい。

試聴できます<その1>「うぐいす姫」より01 トラック 1
試聴できます<その2>「うぐいす姫」より02 トラック 2
試聴できます<その3>「鬼は外」より03 トラック 3 

日本語を母国語とする人も、
英語を母国語とする人も、
物語を楽しめます。

また英語を学んでいる人にも、
日本語を学んでいる外国の人にも、
お勧めします。

詳しくは、HP内 CD<うぐいす姫> を!!

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