外国人の少女二人が、電車の中で、櫛でリンゴを割って食べたことが、
私に新しい世界を見せてくれた、ということを書いたが、
もうひとつ思い出すのは・・・・
やはり、ものの見方、考えかが変わったというSさんのこと
私よりも人生の先輩のSさんが、以前、話してくれたこと・・・・
ある日、Sさんが道を歩いていたら、
何人かの若者が、ジーンズをはいて、
道に坐りこんでいたのだそうだ。
道に坐りこむなんて、Sさんの年代では考えらないことだった。
ところが、ジーンズをはいたら、道に坐れる!
常識ということにとらわれない象徴が、
彼の場合、ジーンズを纏うことだった。
その次、彼と会ったときは、ジーンズをはいたかっこいい姿だった。