昨年のことになってしまったけれど、11月10日(火)19:00~20:00は、本田和・語りのひとときin LFI 第2回でした。
語りは、「ブエノスアイレス午前零時」(藤沢周・作)
芥川賞受賞した藤沢周のベストセラー小説を
ピアソラの調べに乗せて、本田和が語る、
抒情とパッションの世界。
6年ぶり3回目の再演。
″山奥の雪深い温泉旅館の古いダンスホール、
孤独な青年と盲目の老女がタンゴを踊るとき、
ブエノスアイレスの雪が舞う″
ピアソラの名曲、「ブエノスアイレス午前零時」が、通奏低音のように流れ、
物語が進んでいきます。
でも、舞台はアルゼンチンのブエノスアイレスではなく、新潟県と福島県の県境にある雪深い温泉。
その温泉とブエノスアイレスとが交差していきます。
アルゼンチンに住む友人に尋ねたところ、ブエノスアイレスは冬でも雪はめったに降らないとのこと。
最近降ったのは2007年7月、確か、日本のニュースでも流れていました。
そのまえは、それからさかのぼること80年、1927年。
それほど雪は降らないのです。
そんなブエノスアイレスに″雪が舞って″いるのです、この語りの晩は。
会場は、金沢・上荒屋にある新谷 美樹夫 さんのL.F.I スタジオ
( 金沢市上荒屋1丁目242-1)
L.F.Iスタジオは、ライブも出来るし、練習やレコーディングもできるところです。
<本田和・語りのひととき>としては、3回目。
L.F.Iでのライブとしては、2回目でした。
ここでは、一年に4回、ライブを続けて行こうと思っています。
私のホームグラウンドが、ひとつ、増えました。
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