新型コロナの影響で3月からずっと語りの本番は延期や中止になっていましたが、
9月終わりから、ワークショップ「語り・くらぶ」の再開など少しずつ動き始めていました。
そして、11月1日に久しぶりの語りのステージが!!
金沢市立玉川図書館の古典の日事業「古典に耳を傾ける」でした。
夜、図書館が閉館してから、現場で打ち合わせ、下見を重ねるうち、本番に向けてどんどん気持ちがあふれてくるようでした。
久しぶりに語りが出来る!!
11月1日は“古典の日”と制定されているとのこと。
「源氏物語」を紫式部が綴った日が11月1日なのだそうです。
その記念事業でした。
図書館では声やチェロの音出しは出来ないので、
尾張町の「こはなカフェ」でリハーサルをさせてもらいました。
窓からは風情のある建物が見えます。
【古典を〝奏でる”~「藤壺・源氏物語より」ほか】
語り;本田 和
チェロ;林口 眞也
玉川図書館の高い天井、大きなガラス面のある公開ホール(閲覧室)での、
チェロの深い音色は、古典の言葉ととてもよくなじんでいました。
新型コロナへの対策で、人数は25名限定、客席の椅子と椅子の間はあける、1列目の方々はフェイスシールドを使う、ステージ側の語りの前にはアクリル板を設置、チェロの林口さんはマスクを着けて演奏・・・入り口で体温測定、手指消毒・・・などなど。
「おくの細道」「万葉集」「平家物語」をはじめ、数々の古典の言葉と、それから源氏物語のなかから光源氏と藤壺についての物語を語りました。
図書館閲覧室でたくさんの本に囲まれて古典を語る。
それも、秋の夜。
テンションが上がってきます。
語ることが出来て嬉しいと心から思いました。
ほんと、嬉しかった!
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