“あなたへ~「恋文」” in 神戸

“あなたへ~「恋文」” の再演!

“誰かに胸の想いを伝えたい時、
手紙を書きますか? 
それとも電話? メール?

相手に恋の想いを伝える手紙を古くから
『恋文』と呼んできました。
電話やメールで直ぐに相手に繋がる今のような時代だからこそ、
心の動きを手紙で伝えた・・・・
『恋文』に耳を傾けてみてください”

恋・愛・という言葉が、おそらく一年中で一番多く交わされるバレンタイン・デイ間近の2月11日(金・祝)2:00PMから。

会場は、神戸・六甲・音楽ホール&ギャラリー・里夢 SATOM

ご一緒するのは、大阪フィルハーモニーのチェロ奏者の 林口 眞也  さん

 チェロの音とともに
手紙を書くときのドキドキ
手紙を受け取るときのワクワク
誰もが感じるそんな心の動きが
聴いている人に感じてもらえたら・・・
嬉しい。

【チケット】前売り・2,500円(当日・3,000円)
【主催】きくはなすの会
【チケットお申し込み/お問い合わせ】 
090-2373-5458(きくはなすの会)                
090-7768-0439(宮崎 陽子)

ご連絡いただければ、前売りチケットを受付にお取り置きさせていただきます。
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雪のひとひら 

12月の<弦奏の夜
語りとクラシックギターの夜>第29夜で語ったのは、
ポール・ギャリコ 原作の「 雪のひとひら 

高い空で生まれ、
空を舞いながら地上に落ちてきた雪のひとひらが、
愛する人と出会い
子どもが生まれ
そして、別れ・・・
最後に空に帰っていくまでを描いている。
“お帰り、小さな雪のひとひら”と
迎えられて。

それは、女の一生と重なって伝わってくる。

たくさんの人に愛されている作品である。
友人に貸してもらって始めてこの作品を読んだときは、
私はもう雪国の住人だった。
雪が生活の中にあった。

もし、私が自分の故郷の関西にずっと住んでいたとしたら、
この“雪のひとひら”の味わいが少し違っていたかもしれない。

そして、いろいろな経験を重ね、
いろんな人に出会い、
なんだか、「雪のひとひら」の息遣い、体温を
間近で感じるような気がする。

空から、たくさんの兄弟姉妹と一緒に落ちてくる“雪のひとひら”
根雪になって、暗闇のなかで長い日々を過ごす“雪のひとひら”
暖かくなり、久しぶりにお日さまと会う嬉しさ、

身体全体で、“雪”を感じる事が出来るここ金沢。

今日も、“雪のひとひら”が、舞いながら、空から落ちてくる。

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雪・雪・・・・

雪になった。

雪を呼ぶ雷~“雪雷さま”~が暴れまわり
そして、雪。

空は鉛色になる。
鉛色~ニビイロ~の空って、ほんとに鉛のような色。
よくこんな表現をしたもんだと感嘆してしまう。
鉛の色に青空がのぞくこともある。その色模様がめまぐるしく変わる。

雪が降ると、音がなくなってしまう。
<静寂>とひとことで言ってしまうと、情緒もなにもなくなるけど
この二文字の漢字とセイジャクという音とが、雪の世界を現しているように思う。
漢字の硬質さと音の透明さ。

雪は、さっきまであった風景を全く違う世界に変えてしまう。

これは雪が降る土地に住んでいるものに授かった宝物かもしれない。

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恭賀新年

明けましておめでとうございます。

クリスマスに続き、
ホワイト・ニュー・イヤーになりました。

今年も、“本田和の語り”の世界を創っていきます。

どうぞよろしくお願いします。

特急列車のなかで、あわただしく大晦日を過ごし、
ほっと一息ついたとき、どこからか、除夜の鐘の音が聴こえてきました。

あ~~、新しい年になるんだなあって、
鐘の音を聴きながら年を越しました。

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ホワイト・クリスマス


雪のクリスマス!

ホワイト・クリスマスになった。

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仏御前ものがたり in 白山麓・木滑

12月11日、白山麓吉野谷・木滑(きなめり)で、「仏御前ものがたり」を語った。

里山保全再生ネットワークのなかで、木滑に入ってそこに住んでいる人たちと一緒に、里山を生かした活動をしている方たちの主催。

その木滑で活動している人たち・“里山保全プロジェクト・木滑物語

の「山笑い~木滑な時間」というブログは、活動している人たちと同じように、生き生きとしている。

ずっと前から<里山>に魅かれていた。
・・・というのは、語っている物語や民話、詩などに、“里~里山~奥山”に深く関わっているものがたくさんあるから。

例えば、民話「雪女」「みるなの蔵」、宮澤賢治の「祭の晩」・・・・などなど

人が住む「里」と、山男、やまんば、雪女などが住む「奥山」の通り道にある「里山」
奥山に住む山男は、祭りを見たくて、里山を通って里に出てくるのだろうな。

その里山で活動している人たちからのお誘い。
ものつくり ものかたり」というイベントに声を掛けていただいた。

ちょうど白山麓・木滑の里は、平安時代末期の白拍子・仏御前ゆかりの地。
清盛の館から逃げ出したのち、
祗王たちと一緒に住んだ祗王寺をも後にした仏御前が、
故郷加賀の国原村(現在の小松市)に戻る途中、
子どもを産んだのがこの木滑の里。

出産のとき、仏御前がつかまったという「仏御前安産石」が、木滑神社に残っている。
語りの前に、仏御前を語らせてもらう報告と、
どうぞ語りひとときをお守りくださいとお願いにお参りした。

このように仏御前ゆかりの地で、仏御前のものがたりを語るなんて・・・・語り冥利につきる。
自然とテンションは上がってくる。

当日の2,3日前は、雪が降り、あたりは真っ白になったそうだ。
大雪になったらどうしようか・・・と心配だったけど・・・
11日は雨降り。雪はなし。

800年前、この木滑に仏御前が立っていたんだって思うと、
時空を越えて繋がっているのを感じて、胸が熱くなった。

山笑い~木滑な時間」の12月11日のブログをどうぞ!
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セロ弾きのゴーシュ for 6年生

このところ、宮澤賢治・作「セロ弾きのゴーシュ」 を、小学校6年生に朗読することが多い。

6年生の国語の教科書に宮澤賢治の作品「やまなし」が載っているとのことで、
それに合わせて、宮澤賢治のそのほかの作品を、というリクエスト。

小学校で、チェロの林口眞也さんと一緒にしたこともあるが、
このところ、朗読のみですることが続いている。

たくさんの賢治の作品のなかでは、小学生にもわかりやすい作品だと思う。

でも、この何年か、語れば語るほど、この「セロ弾きのゴーシュ」の持っている深さ、広さを感じている。
頭で感じるのではなく、身体に深い深いものが残る。
賢治の言葉の後ろにあるゴーシュ、すなわち賢治の息遣い、心の動き、体温・・・などが、声に出して朗読するたびに、より大きく感じられる。

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CD[セロ弾きのゴーシュ」ジャケット “三つの音が調和する 幻想的な語りと音楽の世界” 
本田 和の2枚目のCD、完成・発売中

CD<セロ弾きのゴーシュ>~本田 和・語りの世界~

1.語り&チェロ
蜘蛛の糸」芥川龍之介 原作、宗像 和 構成・作曲
2.語り&クラシックギター
智恵子抄」高村光太郎 作詩、宗像 和 構成・作曲
3.語り&チェロ
セロ弾きのゴーシュ」宮沢賢治 原作、宗像 和 構成・作曲
ジャケット裏
語り・ものかたり人;本田 和、チェロ;林口 眞也、クラシックギター;谷内 直樹

2,000円(税込み)

リーフレット試聴できます(タイトルをクリック!)
蜘蛛の糸
智恵子抄
セロ弾きのゴーシュ

詳しくは、CD<セロ弾きのゴーシュ>~本田和・語りの世界~
<画像をクリック!>
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一枚目のCDは・・・  
うぐいす姫CDジャケット本田和とキャッシー・スパニョーリによる
日本語と英語の掛け合いの語りのCD
 
 “ふたつの声の物語” 
CD<うぐいす姫>
発売中

“音楽のように美しく調和する二つの声” をお楽しみ下さい。

試聴できます<その1>「うぐいす姫」より01 トラック 1
試聴できます<その2>「うぐいす姫」より02 トラック 2
試聴できます<その3>「鬼は外」より03 トラック 3 

日本語を母国語とする人も、
英語を母国語とする人も、
物語を楽しめます。

また英語を学んでいる人にも、
日本語を学んでいる外国の人にも、
お勧めします。

詳しくは、HP内 CD<うぐいす姫> を!!

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宵の家・・・

新幹線~北陸線の特急列車を乗り継いで出かけた。

夜、列車の窓から外を眺めていた。
夜の新幹線は、眺めるなんてものではなく、何があるかもわからないままに過ぎてしまう。

北陸線は、家々の灯りやネオンサインなどははっきりと見える。

小さい頃のことを思い出した。
両親と一緒に電車に乗って出かけ
帰りは夜になり、疲れて、眠くなって・・・蒲団が恋しくなり・・・

電車から見える家々の窓からは、ほんのりと明るい。
ほんのりとしたあったかそうな灯り~もちろん白熱灯~
あの灯りの下で、家の人たちは、晩ご飯を食べたり、布団に入って寝転んでいたりしているんだろうな・・・
早く帰りたいな・・・
そんなほんわかとしたものに包まれている窓から見える灯りの家の人たちが、とてもうらやましかったのを覚えている。

新幹線は、そんなことを考える間もなく、列車は超スピードで通り過ぎてしまうけど。

あのあったかい灯り、いまでも目に見えるし、思い出すだけで、胸のあたりがほっとあったかくなる。

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“あなたへ~「恋文」”ビッグ・サプライズ!

16日の本田和の語り・“あなたへ~「恋文」”の公演のときは、いろいろな人に助けてもらった。

青山保さんの楽器の運搬をしてくださったKさん、
楽屋に、みんなの夕食・ドリンク・お菓子などをすべて整えてくれたあきちゃん、・・・テーブルにはお花も飾ってくれた。
自分の仕事の前に、受付まわりの準備をし、リハーサルもつきあってくれたのりちゃん、
受付は、いつもの頼もしいあきちゃん、しづかちゃん・・・・

みんなみんな、ありがとう!

そして、お客様が帰られて、静かになったところで・・・
プロデューサーの森田 正明 さんが、大声で、
「みんな、もう一度、会場に入って」

なんと! 
ビッグ・サプライズ!!

助けてくれたみんなが、
青山さんと私に、花束をプレゼントしてくれた!!

そのステージのテーマカラー・ショッキング・ピンク的な赤のイメージの花や実の花束を!

ひとりじゃない、
みんなに、みんなに包んでもらっている・・・
そんな気持ちが身体いっぱいになった。
“ありがとう”しか、言葉は出なかったけど、気持ちははちきれそうだった。
“ありがとう!”
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“あなたへ~「恋文」”金沢公演終わる

本田和の語り・“あなたへ~「恋文」”
金沢21世紀美術館 での公演が終わった。

ピアノとシンセサイザーの青山 保 さんの音を身体で感じながら語り、
青山さんも、おそらく、私の言葉を感じながら奏でてくださったのだと思う。
・・・・そんな実感がある。

息を合わせて、声を出し、音を奏でる・・・ということの面白さ、楽しさを身体中で感じたライブだった。
言葉と音楽で紡ぎ出されたステージ・・・になった。
コラボレーションの醍醐味を味わうことができ、最高に気持ちがいい。

聴いてくださった方々にも楽しんでいただけたと思う。

ライブのあとで、
“手紙を書きたくなった”
“こんな距離の恋愛っていいな”
などという言葉をいただいた。

ショッキング・ピンクがテーマカラーになっていたので、
ブルーが大好きで、ブルーからなかなか抜け出ることができなかった私としては、画期的(!?)な紅色の衣装を、衣装の深村 泰子さんが用意してくれた。

衣装だけではなく、いままでのと違う、新しい“本田 和”になったと思っている。
これからも<本田和の語り> をいろいろな場で続けていきたい。

ピアノの青山保さん、
リーフレット・プログラムの書を書いてくださった書家・池多 亜沙子さん
ありがとうございました。

いつもの頼もしい仲間、
プロデューサーの森田 正明さん
舞台監督、音響の新谷 美樹夫さん
照明の宮向 隆さん
リーフレット、チラシ、ポスターそのほかの制作協力の斉藤慶デザイン研究所のみなさん
衣装の深村 泰子さん
撮影は、沢 麻美さん
そのほか、たくさんの人に助けていただきました。
一緒にステージを創ることが出来て嬉しかった!
ありがとうございました。

手紙を書くというゆったりとした時間の流れを感じていただけたら嬉しい。

手紙の持っているゆったりとした時間の流れは、ふっくらとした、どこかほっとするものを感じさせてくれる。
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