“あなたへ~「恋文」”スタート

今年の11月16日(火)の語りの公演
あなたへ~「恋文」 ”に向かって、
いよいよ、歩き出した。

昨年10月の“こよひ逢ふ人 みなうつくしき~与謝野晶子をさがして”が終わって
まもなく、2010年の語りの公演の準備に入った。
仲間と話し合い。
次の公演のテーマは、“恋文”と決まる。

会場は、金沢21世紀美術館シアター21

音楽は、ピアノの青山 保さん。
青山 保 さんとは、5,6年前にご一緒させていただいた。あのときは、青山さんと青山さんのお仲間の音に囲まれて、気持ちよく語ることができた。
「恋文」も青山さんの奏でる音楽と一緒に気持ちよく語りたい。

音響・舞台監督;新谷 美樹夫 さん
照明;宮向 隆 さん
という、本田 和のステージのことをよく知ってもらっている、いつもの頼もしい人たち。

そして、昨日は、プロデュースの森田 正明さん
舞台監督・音響の新谷 美樹夫 さん、
総合デザインの斉藤 慶さんと斉藤慶デザイン研究所のみなさんとのミーティングをした。
ステージのデザインも決まった。

今日は、森田さんと一緒に、青山 保さんのところで音の打ち合わせをした。

“あなたへ~「恋文」”のリーフレットは、まもなく出来上がる。
書家・池多 亜沙子 さんの書が、リーフレットとステージを飾る。
いままでの本田和のリーフレットとがらっと代わり、あっと目を弾く斬新!!なものになる。

さあ、11月16日に向かって!

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方言~金沢民話

金沢民話を語る8月21日午後、石川県立図書館企画の「おしゃべりサロン」に出演した。

金沢民話を語った。
金沢の民話を語るのなら、やっぱり言葉は地元の土の匂いのする金沢弁でなくっちゃ!

金沢暮らしが長いので、耳からはもうすっかり金沢弁が入っている。
すっかり“北国の女(ひと)”~~~

・・・でも、兵庫県生まれなので、金沢弁でしゃべっているつもりでも、いつのまにか、“関西風”金沢弁になっている。
「ヘンな金沢弁」って言われてしまう。

ところが、関西弁で語りたい物語のときは
どういうわけか、“金沢風”関西弁になってしまっている。
「ヘンな関西弁」ってことになってしまう。
金沢民話を語る

6月の京都での「こよひ逢ふ人 みなうつくしき~与謝野晶子をさがして」の台本の中に関西弁を入れて語ったけれど、
「この関西弁、ちょっとおかしい・・・」と言われてしまった。

根っからの金沢の人に、金沢弁を教えてもらったので、やっと“金沢風“金沢弁になった。

尺八・盛本 さん と
数々の金沢民話、「あかしもん」(なぞなぞ)・・・おしまいは、琴古流尺八の盛本 芳久さんに加わってもらって「山鳩不孝」
<画像をクリック!>

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もう虫の音が・・・・

暑い!一日になった。
熱中症で倒れた人もたくさんいるらしい。

中学生時代は、テニス部。
毎日毎日、テニスにあけくれた青春だった。
その頃は、トレーニングのなかに「うさぎ跳び」が入っていた。現在では膝を痛めるとかで、してはいけないトレーニングなのに。
テニスコートをうさぎ跳びで何週かしたあとは、足ががくがくして歩けなかった。

夏休みなど、学校が休みのときは、一日中テニスができるので嬉しかった。
でもその頃は、喉が渇いても、水やお茶は飲ませてはもらえなかった。水分を取るとバテててしまう、と信じられて?!いたから。
コーチから許されるのは、食事のときは別として、10時と3時の休憩のときの麦茶のみ。それも塩が入っていて、とても美味しいとは言えなかった。
現在ではもちろん、水はたっぷりたっぷり飲むことが大切。

お茶当番に当たると嬉しかった。
お茶を入れてもらいに大きなヤカンをさげて校務士さんの部屋に行くと、校務士さんが、“かわいそうに”といって、内緒でお茶を飲ませてくれた。砂漠の中でありついた水って感じ。校務士のおじさんの優しい声がいまも聴こえる。

夏休み初日に、暑さに負けたのか、貧血を起こしてふらふらとコートに座り込んでしまった。
「日ごろの練習が足りない証拠だ」とコーチの声が、遠くのほうで聞こえた。

しんどかったこともあるけど、それより、朝から夕方までテニスができるのが嬉しくて嬉しくて。

もうひとつ嬉しかったのは、休み中は近くのうどん屋さんからうどんを注文してもいいこと。
練習が終わった夕方、上級生も一緒にそれぞれにうどんを注文して、うどんを食べながら、みんなで、トランプのナポレオンをして楽しんだな・・・・

暑い夏の思い出がどんどん浮かんでくる。

もう、8月中旬。
昼間は暑いけど、夜になると、虫の音がにぎやかに聴こえる。
風も心地よく、ひんやりとしてきた。

確実に、夏から秋に向かっている。

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CD[セロ弾きのゴーシュ」ジャケット “三つの音が調和する 幻想的な語りと音楽の世界” 
本田 和の2枚目のCD、完成・発売中

CD<セロ弾きのゴーシュ>~本田 和・語りの世界~

1.語り&チェロ
蜘蛛の糸」芥川龍之介 原作、宗像 和 構成・作曲
2.語り&クラシックギター
智恵子抄」高村光太郎 作詩、宗像 和 構成・作曲
3.語り&チェロ
セロ弾きのゴーシュ」宮沢賢治 原作、宗像 和 構成・作曲
ジャケット裏
語り・ものかたり人;本田 和、チェロ;林口 眞也、クラシックギター;谷内 直樹

2,000円(税込み)

リーフレット試聴できます(タイトルをクリック!)
蜘蛛の糸
智恵子抄
セロ弾きのゴーシュ

詳しくは、CD<セロ弾きのゴーシュ>~本田和・語りの世界~
<画像をクリック!>
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一枚目のCDは・・・  
うぐいす姫CDジャケット本田和とキャッシー・スパニョーリによる
日本語と英語の掛け合いの語りのCD
 
 “ふたつの声の物語” 
CD<うぐいす姫>
発売中

“音楽のように美しく調和する二つの声” をお楽しみ下さい。

試聴できます<その1>「うぐいす姫」より01 トラック 1
試聴できます<その2>「うぐいす姫」より02 トラック 2
試聴できます<その3>「鬼は外」より03 トラック 3 

日本語を母国語とする人も、
英語を母国語とする人も、
物語を楽しめます。

また英語を学んでいる人にも、
日本語を学んでいる外国の人にも、
お勧めします。

詳しくは、HP内 CD<うぐいす姫> を!!

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今年も七尾高校へ

図書委員会の製作のポスター今年も七尾高校へ行った。

石川県立七尾高校・図書委員会の研修でワークショップをするようになって、この夏で4年目になる。

今年は、図書委員会の生徒さんたちに放送部、合唱部の生徒さんが加わり、また、たまたま見学にいらしていた七尾市内の小・中学校の学校司書の人たちも加わって、にぎやかなワークショプになった。

ワークショップ呼吸~かつ舌~早口言葉のあと、言葉遊びの詩や古典の一節を声に出したりした。
「平家物語の祗園精舎」は、尺八のBGに乗せて声に出した。
そして、谷川俊太郎・詩「みみをすます」

ワークショップのおしまいは、<ミニ・ライブ>
今日、ワークショップでみんなで声に出したのを、ライブ風に構成した。

生徒さんたちは、とても素直で気持ちが良い。
その“素直”と“気持ちがいい”が、声に現れていて、聴いている私もいい気持ち!

こんな風に、素直に、純に声が出るといいな~~って、うらやましく思った。

ライブタイム後半のライブタイムは、琴古流尺八の 盛本芳久 さんとのコラボレーションで、小泉八雲・作「怪談」

そして、フィナーレは・・・・
恒例となった七尾高校の学校司書であり、生田流のお琴の奏者・えの目京子さんと
盛本芳久さんのお琴と尺八の合奏。

ポスター、一点もの!
七尾高校には校舎に囲まれた素敵な中庭があり、(名前が付いていたけど・・・カタカナの難しい名前)そこはステージにもなる。
中世のヨーロッパのお城の中庭というイメージ。
文化祭のときなど、コンサートなどが開かれるそうだ。
機会があれば、中庭でのコンサートを聴きに行きたいと思っている。
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一向一揆の里

鳥越の里の風景7月9日の夜に
“語りとギターと写真の調べ”~帰郷
をしたのは、白山市の鳥越。
ここは、鳥越城、二曲城があり、一向一揆の里として知られている。

戦国時代に浄土真宗の信者が起こした一向一揆。
一揆衆は、1488年に加賀国守護・富樫政親の高尾城を落とし、政親は滅びた。
その後100年近く「百姓の持ちたる国」として門徒の自治が続いた。
天文年間に加賀国白山麓の一向一揆の軍事拠点とし築城された鳥越城。
この鳥越城は、一揆勢の最後の拠点となり、徹底抗戦を続けた。
しかし、柴田勝家らの猛攻によって落城した。

以前、富樫政親の高尾城跡への旅に参加した事がある。
高尾城は小高い丘というか山の上にある。
そのとき歴史小説家のかつおきんや先生が、
「この城にいた富樫勢は、丘(山)の下から一揆衆の唱えるお念仏がうねりのようになって聴こえ、恐れおののいた」
と解説してくださったのを、いまでも憶えている。

「せせらぎ」鳥越の一向一揆の歴史を伝える道の駅・一向一揆の里、
同じ建物にある蕎麦やさん一向一揆の里・せせらぎ 

「500年前に、ここで壮絶な戦いがあったんだなあ」と、
ここに身をおくと、この一帯の空気のなかに、歴史の重さを感じた。

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帰郷~語りとギターと写真の調べ

チラシ表 帰郷~語りとギターと写真の調べ
in 鳥越
~7月9日

この言葉のひとつひとつには、特別の想いが篭められている。

12,3年前になるかな・・・鳥越町にある鳥越中学校の授業で語りをした。
2年生の担任であり国語の先生でもあった友人のKさんとの縁で。

中学2年生の生徒さんたちへの語りの授業が終わって、一緒にランチルームで食事をしたな~~

それから鳥越中学校とは縁はなかった・・・
ところがところが、ひょんなことから、そのときの生徒さんの一人と再会。
それが、写真家・沢麻美ちゃん。

チラシ裏麻美ちゃんは、東京、金沢などで暮らした後、故郷・鳥越に帰って来た。

麻美ちゃんと再会したのも偶然なら
たまたま一緒にお茶を飲んだ日は麻美ちゃんが新しい仕事についた日
たまたま一緒に食事をした日はフリーの写真家の道を選んだ日。
語りとギター

なんか節目節目に、会っている、この偶然。

そして、鳥越での麻美ちゃん企画の写真展の中で、語りをすることになった。
受付のデスプレイ麻美ちゃんがつけた“帰郷”という言葉には、麻美ちゃんの故郷に帰って来たという想いがいっぱいいっぱい篭められている。

そして、語りとギターと写真の“調べ”には、麻美ちゃんと私たちとのこの不思議な縁が篭められていると思う。

その夜は、麻美ちゃんの同級生さんたちがたくさん聴きに来てくれた。
語りとギターと写真の調べ

若い人たちの、爽やかさ、優しさ、あたたかさが、会場のなかで膨れ上がっていたように思う。

快く会場に使わせてくださった<道の駅>の「せせらぎ」の方々に
ありがとうございました!
「せせらぎ」のお蕎麦、とっても美味しい!
写真の数々

クラシックギター・谷内直樹 さん と

「智恵子抄」
麻美ちゃんのリクエストで「雪女」
クラシックギター演奏

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猛烈!暑い!

でんでんむしむし・・・まさに猛暑。

長引くじめじめした梅雨の季節には
早く暑い夏が来て、からっとしてほしいものだなんて、勝手な事を願っていたけど
ここまで暑いと、雨が恋しくなってしまう。

暑くなると、イラガなどケムシが発生。
うっかりと刺されてしまった。
(でも、秘密兵器があるのだ! 
注射器の形をした虫などの毒の吸い出し器。なんという名前だったか? スポーツ店などに売っている。これがあると安心。
刺されないように気をつけるのが一番大事だけど)

のんびりと葉っぱの裏にいるかたつむり。
熱射病にご用心。
(裏なら大丈夫かな・・・)

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源氏物語の世界~語りと琵琶の宵

“語りと琵琶の宵~源氏物語の世界”
in 能美市根上図書館閲覧室

能美市の根上図書館閲覧室は、天井までの大きなガラスの窓の向こうには緑の樹の中庭が見える雰囲気のある空間。
その閲覧室では、もう、何回も語らせてもらっている。

今年は、語りと琵琶「源氏物語~若菜」 与謝野晶子・訳
薩摩琵琶;富樫 雪水 さん と

チラシその宵は、源氏物語五十四帖のなかで一番面白い「若菜」
ほんとに面白い。どんどん物語の世界に引き込まれていく。
源氏物語は「若菜」から読めばいいとさえ言われているのだそうだ。

それぞれの人の心理が深く表現されていて、良質のサスペンスだと思う。

千年の昔の物語なのに、その年月を感じさせない。生き生きと鮮やかに、源氏、紫の上、女三の宮、柏木・・・などが浮かび上がってくる。

語れば語るほど、偉大さ、深さを感じさせてくれる物語だ。

そして、与謝野晶子の現代語訳の言葉は、源氏物語の世界を感じさせてくれる。
生き生きとしている。
声に出すと、その言葉の心地よさを身体で感じる。ほんと、気持ちいい。
“与謝野源氏”といわれている与謝野晶子さんのライフワークである。
晶子さんの大きな仕事を感じさせてくれる。

図書館では、照明を用意してくださって、夜の閲覧室が、ライブ会場になった宵。
<画像をクリック!>

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朗読講座

6月の終わり、富山県の高岡市の「富山県民生涯学習カレッジ砺波地区センター」で開かれている朗読講座で朗読をした。

とても暑い日だったけど、緑の樹々に囲まれた建物は、風がひんやりと通り抜けた。

朗読を学んでいる人たちの“熱い”想い、眼差しが気持ちのよく、爽やかな二時間だった。

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七夕に怪談!?

30年来の友達であるNさんは、小学校の先生。
6年生の担任をしている今年の夏も、6年生の合宿(宿泊体験というんだそうな)での肝試しの前に怪談を語ってほしいと頼まれた。

海が見えるところで・・・夕方、能登・羽咋にある「国立のと青少年交流の家」に向かって車を走らせる。
晴天の日に能登海浜道路を運転するなんて、久しぶり。
たいてい、大雨にたたられている。
気持ちよかったので、海が見えるところで一休み。
太陽が海に光ってきらきらしていた。

みんなと一緒に夕食をとった。
そのときから、みんな、怖い話を聴きたいような、聴きたくないような・・・期待と恐怖の両方の顔をしていた。

Nさんのねらいは、肝試しの前に、うんと怖い怪談を聴かせて、肝試しの面白さを数倍にしてほしい・・・・・というもの。

蝋燭の灯りで、怪談・耳なし芳一 や“おいとけ~~”・・・などなどを語る。
昼間が長いこのごろ、なかなか暗くならない。
暗くなるまで・・ということだったので、怪談をふんだんに聴かせてしまった。

真っ暗闇に懐中電灯で肝試しに出かけるみんな・・・
見ているほうが怖い~~~

七夕の夜空に、雲の間から少し星が見えていた。
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