蛍庵コンサート ’08

6月7日(土)夜は、金沢市釣部町にある蛍庵でのコンサートだった。蛍庵のシンボル

蛍庵というのは、フルート奏者;上野 賢治 さんの音楽工房。
山に囲まれた谷あいにある。
昔、平家の落人がここに逃れてきた・・・という言い伝えがあるそうだ。
「鹿踊りのはじまり」を語る

くねくねした山道を車で走り、トンネルを抜け、しばらく行くと集落がある。
そのなかの急な坂を上りきったところに蛍庵がある。
その名前のとおり、蛍がたくさん現れるのだそうだ。
まさに、いま、蛍が一番みられるときなんだろうな。
音楽工房・蛍庵

お客様を待つばかりの蛍庵こで、宮澤 賢治「鹿踊りのはじまり」や詩を、フルートと一緒に表現した。
フルートはもちろん、蛍庵の持ち主?!でありフルート奏者の上野 賢治 さん 

上野さんのお名前の“賢治”は、宮澤 賢治からとったとのこと。
本番中に初めて知った。なんという偶然!!

昨年7月、この蛍庵で「怪談」を語ったときに来てくださったお客さまもいらしてくださっていて、“1年ぶりですね・・・”と、コンサートの後、話が弾んだ。
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五條市・寶満寺コンサート

五條・寶満寺31日は、奈良県五條市のお寺・寶満寺本堂でのコンサートに出演した。
地元の<すみれ会>主催

五條市に行ったのは始めてだった。
五條の話をいただいたときから、いままで知らなかった“五條”という地名が気になり始めた。

すると、“いい温泉がある”“歴史のある古い町なみ”“柿の葉寿司がおいしい”・・・・・
わくわくしながら、五條へ。

五條は、奈良県と和歌山県の境目にある。

優しい町並み山に囲まれた、落ち着いた町だった。
会場の寶満寺のあたりは、緩やかに曲がった道、うねっている川に沿って、落ち着いたたたずまいの古い家が並んでいる。
ここには、山の向こう側と違う時間が流れているようだった。
落ち着いたたずまいの家

会場のお寺に入ったのは、15:00
本堂には、椅子がぎっしり並べられていた。
聞いてみると、「いまのところ170脚あまり。開演までには200脚は並べますよ」
とのこと。
昨日から、席を確保する人が訪ねて来られたそうだ。

夢十夜を語るえっ!? チラシがあるでもなし、ポスターがあるでもなし・・・・
200人も!?

そして、開演の19:00近くなると、本堂は、人・人・人・・・・
200人も・・・・
ギアさんと一緒に

コンサート<チェロ、ピアノ、そして語りの夕べ>
チェロは、ギア・ケオシヴィリ さん
ピアノは、篠原 美樹子 さん、小川 雅子 さん

五條の夜は更けて・・・・
コンサートが終わり、打ち上げの雰囲気のあるレストランを出たら、夜は更けていた。
このあたりの街灯は、少し赤み&オレンジがかった電燈。
歴史のある落ち着いた町並みを、さらにしっとりとさせていた。
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モディリアーニ展へ

入り口の看板先日、名古屋に行ったついでに、名古屋市美術館で開催されていた「モディリアーニ展」に行った。

地下鉄を降りて、名古屋の中心部にある大きな公園~白川公園~のなかの美術館まで、雨の中を歩いた。
緑の中の看板
公園の入り口の高い看板も、モディリアーニ。

名古屋市美術館
雨の中を、タイルの歩道を歩いていて、濡れた葉っぱにすべって、ドシン、
転んでしまった。
暗い気持ちになったけど、美術館に入ったとたん、そんなこと、忘れてしまって
たっぷり、モディリアーニに浸った午後だった。

雨の中のなかのポスター。
ポスター

公園をぶらぶら散歩したかったけど、雨がひどくなったのであきらめた。
うさぎのモニュメントが面白い。
公園の中のうさぎ
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語りと音楽の織りなす幻想の世界~夢を綴る

夢を綴る・リーフレット
“言奏で 音語る” 
語りと音楽の織りなす幻想の世界
“夢を綴る”夏目漱石・作《夢十夜 より》 は、
5月16日、終了した。

たきざわ たく さん と
こんな夢、見たことがあるような気がする・・・・・
哀しい夢、怖い夢、恐ろしい夢・・・・
・・・夢の中で、自分の知らなかった自分に会ったりもする

(出来ることなら会いたくないけど・・・) 

そんな夢の数々を、語り&シンセサイザー&パーカッションで、表現した。
幻想の世界が会場に拡がった。

幻想的なステージ
突然聴こえてくるほら貝の音
暗い海に響く船の音
真っ暗な田んぼから聴こえる不気味な得体の知れない音
ポップなリズム
ロマンティックで哀しいメロディ・・・
ヤマダ ベン さん

シンセサイザー たきざわ たく さん、
パーカッション ヤマダ ベン さん
の音が、幻想的な不思議な世界を創り出す。
夢を綴る・・・

会場の  金沢市民芸術村 ドラマ工房 を出たら、上弦の月が輝いていた。
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田んぼに水が入り・・・・

爽やかな風が吹き
田んぼに水が入り
あちこちで、田植えが・・・・

稲が青々としている

アオサギくん、お食事みずみずしく青い稲のなかを、アオサギくんが、餌を探している。
・・・オタマジャクシ???

見ていると面白いけれど、
農家の人にとっては、迷惑なアオサギくんなのだそうだ。

餌の魚を探すとき、稲の間を歩いてくれるといいそうなのだが、
わざわざ、稲の上を踏んで歩いていくアオサギが多いとのこと。
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“夢を綴る”~語りと音楽が織りなす幻想の世界

夢を綴る・リーフレット“夢を綴る”~語りと音楽が織りなす幻想の世界 へのお誘いです

夏目漱石の 「夢十夜」 のなかから、五つの夜をお届けします。

誰でも一度は見たことがある、見たような気がする・・・
<怖い夢><恐ろしい夢><哀しい夢>・・・

そんな“夢の世界”を、語りとシンセサイザー、パーカッションで表現する。

場所は、 金沢市民芸術村 ドラマ工房
金沢市民芸術村

シンセサイザーは、 たきざわ たく さん
パーカッションは、 ヤマダ ベン さん

たきざわ たく さんたきざわ たく さんとは、「二十四節気を奏でる」で、2回ご一緒した。
演奏、作曲、編曲もされるという多彩な音楽家。

ヤマダ ベン さんとは、始めての顔合わせ。
この“夢を綴る”世界には、ベンさんの音を!!・・・
そんな、たきざわ たく さんと私の熱い想いでご一緒させていただけることになった。
ヤマダ ベン さん

本田 和の持っている“言奏で 音語る”シリーズ 
その空間、その場面で、どんな“言” “音” の世界が生まれてくるか・・
とても楽しみにしている。

しばし、現から離れて、どうぞ “夢の世界”をお楽しみ下さい。

音響・照明は、何度もご一緒している 新谷 美樹夫 さん、宮向 隆  さん、Koyu  さん、
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5月16日(金)19:30開演(19:00開場)
金沢市民芸術村・ドラマ工房 にて
チケット・前売り・2,000円
チケット取り扱い; 大和プレイガイド、ヤマチク109プレイガイド、ヤマチクめいてつエムザプレイガイド、金沢市民芸術村、古書Duckbillダックビル、本の店 チルクリ
ほか、どうぞお問い合わせ下さい。
主催;きく・はなすの会
 ご連絡いただければ、前売り料金にて、チケットを受付にお取りおきいたします。
お問い合わせ・090-2373-5458 または、
        076-214-5950 古書Duckbill (10:00~18:00 の間にお願いします)

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“声読”の楽しみ<和ぼっこの会>発表会

8人で声を合わせる 本田 和・ワークショップ  “声読の楽しみ” の受講している人たちの集まり 和ぼっこの会 の発表会を、4月26日にした。

場所は、小松市河田の 九谷陶泉・ギャラリー・彩華 
ギャラリー彩華

このギャラリーのオーナーであり、九谷焼の作家の 山元 弥生 さんと、和ぼっこの会の一人が友人・・・というご縁で、雰囲気のあるこのギャラリーを使わせていただいた。

ギャラリーには、器、お人形などが並べられている。
ところどころに、山の花や草がさりげなく置いてある。
それから見事な花嫁のれん。
花嫁のれん

小高い丘に建っているので、外は緑・緑・・・・
オナガがギャーギャーと啼いていたり・・・

プログラムは、谷川俊太郎の詩や言葉遊び、長田 弘の散文、きむらゆういち作・あらしのよるに、金沢民話・いもほり藤五郎を金沢弁で・・・・など。

みんな、この日本家屋のギャラリーの雰囲気に合った衣装を工夫した。
和服テーストにするという・・・
それぞれが自分の衣装をどうするか・・・この準備に、2ヶ月以上前から盛り上がっていた。
和のテーストの衣装ワークショップの後、みんなで相談したとのこと。
どんな衣装になるのか、私もとっても楽しみにしていた。
そのかいがあって、このスペースにしっくりととけこんでいたな~~

朝から晴天!
少し動くと汗ばむくらいだった。

2時に、発表会がスタート!!
しばらくしたころ、あんなにいい天気だったのに
急に暗くなって・・・・・・
・・・・・・そして、ゴロゴロゴロッ! ピカッ!
ザーザーと雨

そして、そのゴロゴロの最中のプログラムは、なんと、なんと、
「あらしのよるに」

出来すぎ・・・のように思うけど、これは、ほんとの話。

そして、発表会が終わる頃には、からっと晴れて、青空。
天は、今日のプログラムを知っていたんだ!!

山間の村の話を語る
私もひとつ、語った。
「山間の村~手取ダムに沈んだ村」の話

前菜打ち上げは、ギャラリー彩華で、山元 弥生さんの秘蔵の器を使わせていただいて。
みんな、お腹の中まで満ち足りた気分。
ついつい、お料理の画像が多くなってしまった。

この器の数々、器の作家さんの名前を聞いたら
壊したらどうしようと恐ろしくなってしまうものばっかり。

こんな素敵な器で
こんなおいしいお料理をいただくなんて
もう二度とないだろうな・・・・
メインディッシュ
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メロメロポッチ・ライブ“弦奏の夜”

弦奏の夜・・・・ 
2ヶ月に一回偶数月の第3木曜日夜は
メロメロポッチ・ライブ “弦奏の夜”<語りとクラシックギターの夜>

ライブハウス・メロメロポッチ は、不思議な空間
クラシックギター・谷内 直樹 さん音楽・言葉・アート・・・
様々な表現の心というようなものが
この空間を、ところ狭しとうごめいているような気がする。

明日の“弦奏の夜”は
 “命、地球のかけがえのない美しさを求めて・・・”
ロマンティック・クラシックギターの調べと共に・・・・
クラシックギターは、 谷内直樹 さん
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緑が柔らかい

柔らかい緑
春が来ても肌寒い日が続いていた。
でも・・・あっという間に、葉っぱの緑が柔らかい季節になった。
桜と緑・・・

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“さくさくらちるさくら・・・”

咲く桜・・・・“さくらさくらさくさくらちるさくら”(山頭火)

曇り空の下・・・咲く桜、散る桜

ここは、金沢城から見て、卯辰の方向にある山、卯辰山の中腹
安政五年、飢饉の年、町の人々は、ここから、城に向かって
「ひもじーわいやー」
「米 ほしいわいね~」
と叫んだ。
散る桜・・・・
離れて観ると、ぽっと、ぼんぼりみたいに、桜がほのか・・・
桜色がほのか・・・

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