今年も七尾高校へ

素敵なポスター7月の終わり、 石川県立七尾高等学校 へ、ワークショップ&語りに出かけた。
七尾高校は、能登半島の真ん中あたり、海の近くの七尾市にある。

昨年の夏にもワークショップに行ったので、今年は2回目。

海沿いの能登海浜道路を車で走る。
朝からいい天気。
でも、どういうわけか、私がこの道路を走るときって、雨、それもどしゃぶりのことが多い。
嬉しいことに、今日は恵まれた!
・・・・と思っていたのに、海沿いの道に入ったとたん、空がどんより、やがて小雨。
やはり・・・・でも小雨の海の景色もいいもんだな・・・と思うことにして、ハンドルを握った。

外海から内海を目指し、七尾に入ると、晴天。
真夏の太陽が肌に痛いくらい。

ワークショップ
一年ぶりにお会いした先生、司書の方。
あれからもう一年経ったんだな・・・時が経つのは、なんと早いんだろう。
先生、司書の方と顔を合わせたとたん、この一年のことを思ってしまった。
司書の方が紹介してくださる・・・

校舎の中庭と図書館内には、素敵なお花のアレンジがしてくださっていた。
図書館入り口のディスプレイと花
(中庭は、パティオとでもいうのだろうか、各階の廊下がぐるりと取り囲んでいる。秋にはこの中庭で文化祭のステージになるのだそうだ)

図書館入り口、図書館内の手作りのポスターにも感激。
ポスターやお花のアレンジ・・・さまざまな暖かい心遣いに嬉しくなった。

生徒さんたちと、2時間、ワークショップと語り。
発声練習やかつ舌の練習の後、詩を声に出して読んだ。
図書館の中に、いろんな声が響いた。ワークショップ

語りと琴とのコラボレーションをした。
お琴の名手でもある図書館司書のEさん。
Eさんと出会ったのは・・・・10年以上前かな・・長いお付き合いをさせてもらっているな。
でも、お琴演奏家として一緒したのは始めてだった。
お琴演奏とのコラボレーション
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極楽浄土の花

蓮の蕾よく歩く道沿いに、蓮畑の池がある。

ちょうど、いま、蓮の花が咲いている。
しっかりと硬い蕾もあるし、もう開いて、中の芯が見えているのもある。
風に揺れて、ゆらゆらしている。

大きな掌のような葉が池を覆っている。
この下に、お釈迦様が蜘蛛の糸をたらした地獄の血の池があるのだろうか・・・・

蓮の葉の上は、そよそよと風が吹いて、静かな世界だ。
一面、蓮の花

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星に願いを・・・

夜空を眺めていた昨夜。
天の川は? 琴座はどれかな?
オルフェイスの竪琴を思いながら・・・

と、北西の空に!!
流れ星!!

流れ星を観たなんて、ほんと、久しぶり。
思いもかけず観たので、びっくりして、
消えてから願い事をしたけど、無理かな?
3つまで叶うそうだけど、1つでも間に合わない。

ビル・エヴァンスの“星に願いを”が浮かんできた。
こんどこそ、願い事3つ用意して、観るぞ~~~

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学校での語り

高等学校での語りこの数年、“ 言葉、語り、朗読 ”というものの楽しさ、大切さが、学校でも取り上げられている。
小学校、中学校、高等学校で語ったり、朗読したり、そして声に出すということのワークショプをすることが多い。

目の前で、目を輝かして聴いている子どもたち、生徒たちに
物語や民話、詩を語り届けるのは、わくわくするほど楽しい。

でも、子どもたちは、怖い“先生”なのだ。
つまらなくなったら、たとえ、顔がこっちを向いていても
心は、すぐ、そっぽを向いてしまう。

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うぐいす姫CDジャケット本田和とキャッシー・スパニョーリによる
日本語と英語の掛け合いの語りのCD
 
 “ふたつの声の物語” 
CD<うぐいす姫>
発売中

“音楽のように美しく調和する二つの声” をお楽しみ下さい。

日本語を母国語とする人も、
英語を母国語とする人も、
物語を楽しめます。

また英語を学んでいる人にも、
日本語を学んでいる外国の人にも、
お勧めします。

詳しくは、HP内 CD<うぐいす姫> を!!

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“詩やものがたりを聴く会” by 和ぼっこ

リハーサル風景ワークショップ“声読の楽しみ”のなかの集まり
<和ぼっこ> のメンバーが、6月16日に、
 “詩やものがたりを聴く会”  をした。

「詩やものがたりを聴いて
ほっこりとした時間をすごしませんか。
どなたでも どうぞ お気軽においでください」
と 呼びかけて。

谷川 俊太郎さんや長田 弘 さんの詩の数々、金沢弁による金沢民話「いもほり藤五郎」、きむらゆういちさんの「あらしのよるに」などなど
リハーサル風景

聴いてくださった方々に、ほっこりとした時間をすごしていただけたかな・・・
画像はリハーサル風景。
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古書・Duckbillさん、山へ!

ダックビルさんの入り口長い年月、お付き合いをさせてもらっている古書Duckbill  ダックビル”~カモノハシ さん、山へ!!

始めて会ったダックビルさんは、街のまんなか、金沢・広坂のビルの4階(・・だったかな?)にあった。
古書&コーヒー&ベルギービールのお店だった。
夜8時(だったと思う。9時だったかな?)まで開いていたので、
一日の終わり、夜景を見ながら、本を開き、コーヒーやビール。
しっとりとした、大人の隠れ家って雰囲気だった。
ブルーグラスの音楽が流れ、都会的な空気が漂っていたな・・・
「夢十夜」の言葉がデザインされたコーヒーカップも印象的。

そのとき以来、語りでも、それ以外でも、お世話になっている。

そのあと、野町広小路へ。
犀川の流れを聴きながら、本に囲まれて過ごす・・・贅沢な時間。
お寺、神社に囲まれ、室生犀星ゆかりの地。
地元に根ざし、すっかり、野町の住人だったダックビル・カモノハシさん、

ダックビルさんの向かいにある池今度は、森本の山の中へ。

山の中の古民家
音楽が流れ、落ち着いた古い木の家に、
たくさんの本が並んでいる。

暖炉があり、玄関ではツバメが巣作りに励み、
裏には畑がある。
向かい側の池には、睡蓮が浮かぶ。

ゆったりとした時間の流れの中のカモノハシさんたち。
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遍(あまね)フォーラム

リーフレット6月14日、第2回遍フォーラムで、かつおきんや氏の作品 「らくだは空をとんだか」 を朗読した。

会場は、石川県立音楽堂交流ホール

第2回遍フォーラムには、「梅田日記を探る・活かす・楽しむ ~歴史資料の活用とこれから~」というタイトルがつけられていた。

リーフレット幕末の金沢町民の暮らしが綴られた「梅田日記」を活用していこうという 遍プロジェクト が主催

かつおきんや氏は、「梅田日記」を発掘した方であり、また、その中の記述をもとにして書かれた歴史物語「らくだは空をとんだか」の著者でもある。

このフォーラムのなかで、基調講演をされたかつおきんや氏の作品の朗読を担当した。

かつおきんや氏の作品の朗読は、今回で、2作目になる。

私は、どの作品からも、
“小さな者”“弱い者”に対しての、かつおきんや氏の暖かい眼差しと、
“威張っている者”“権力を振りかざす者”に対する憤りを感じる。

私は、かつおきんや先生、外美子先生には、昔からお世話になっている。
ずっとずっと、暖かく見守って下さっているかつお先生ご夫妻に、
感謝の気持ちをどれだけお伝えしても伝えきれないくらい・・・・
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蛍庵コンサート ’08

6月7日(土)夜は、金沢市釣部町にある蛍庵でのコンサートだった。蛍庵のシンボル

蛍庵というのは、フルート奏者;上野 賢治 さんの音楽工房。
山に囲まれた谷あいにある。
昔、平家の落人がここに逃れてきた・・・という言い伝えがあるそうだ。
「鹿踊りのはじまり」を語る

くねくねした山道を車で走り、トンネルを抜け、しばらく行くと集落がある。
そのなかの急な坂を上りきったところに蛍庵がある。
その名前のとおり、蛍がたくさん現れるのだそうだ。
まさに、いま、蛍が一番みられるときなんだろうな。
音楽工房・蛍庵

お客様を待つばかりの蛍庵こで、宮澤 賢治「鹿踊りのはじまり」や詩を、フルートと一緒に表現した。
フルートはもちろん、蛍庵の持ち主?!でありフルート奏者の上野 賢治 さん 

上野さんのお名前の“賢治”は、宮澤 賢治からとったとのこと。
本番中に初めて知った。なんという偶然!!

昨年7月、この蛍庵で「怪談」を語ったときに来てくださったお客さまもいらしてくださっていて、“1年ぶりですね・・・”と、コンサートの後、話が弾んだ。
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五條市・寶満寺コンサート

五條・寶満寺31日は、奈良県五條市のお寺・寶満寺本堂でのコンサートに出演した。
地元の<すみれ会>主催

五條市に行ったのは始めてだった。
五條の話をいただいたときから、いままで知らなかった“五條”という地名が気になり始めた。

すると、“いい温泉がある”“歴史のある古い町なみ”“柿の葉寿司がおいしい”・・・・・
わくわくしながら、五條へ。

五條は、奈良県と和歌山県の境目にある。

優しい町並み山に囲まれた、落ち着いた町だった。
会場の寶満寺のあたりは、緩やかに曲がった道、うねっている川に沿って、落ち着いたたたずまいの古い家が並んでいる。
ここには、山の向こう側と違う時間が流れているようだった。
落ち着いたたずまいの家

会場のお寺に入ったのは、15:00
本堂には、椅子がぎっしり並べられていた。
聞いてみると、「いまのところ170脚あまり。開演までには200脚は並べますよ」
とのこと。
昨日から、席を確保する人が訪ねて来られたそうだ。

夢十夜を語るえっ!? チラシがあるでもなし、ポスターがあるでもなし・・・・
200人も!?

そして、開演の19:00近くなると、本堂は、人・人・人・・・・
200人も・・・・
ギアさんと一緒に

コンサート<チェロ、ピアノ、そして語りの夕べ>
チェロは、ギア・ケオシヴィリ さん
ピアノは、篠原 美樹子 さん、小川 雅子 さん

五條の夜は更けて・・・・
コンサートが終わり、打ち上げの雰囲気のあるレストランを出たら、夜は更けていた。
このあたりの街灯は、少し赤み&オレンジがかった電燈。
歴史のある落ち着いた町並みを、さらにしっとりとさせていた。
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モディリアーニ展へ

入り口の看板先日、名古屋に行ったついでに、名古屋市美術館で開催されていた「モディリアーニ展」に行った。

地下鉄を降りて、名古屋の中心部にある大きな公園~白川公園~のなかの美術館まで、雨の中を歩いた。
緑の中の看板
公園の入り口の高い看板も、モディリアーニ。

名古屋市美術館
雨の中を、タイルの歩道を歩いていて、濡れた葉っぱにすべって、ドシン、
転んでしまった。
暗い気持ちになったけど、美術館に入ったとたん、そんなこと、忘れてしまって
たっぷり、モディリアーニに浸った午後だった。

雨の中のなかのポスター。
ポスター

公園をぶらぶら散歩したかったけど、雨がひどくなったのであきらめた。
うさぎのモニュメントが面白い。
公園の中のうさぎ
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