語りでめぐる橋・その三~金沢にて

あねざきしょうこさんが書いた12のエッセイ“川を歩く”は、
石川県内の川や橋を歩いて、そこに住んでいる人たち、暮らし、歴史などが綴られています。

2016年6月11日地図IMG_2655

加賀の丸八製茶場の冊子「動橋」に連載されていました。
現在は、残念なことに、「動橋」は終わってしまいましたが・・・

実際にあねざきさんが歩いた12の川や橋、
いまは、私が語りでめぐっています。

シリーズ「語りでめぐる橋」は、加賀~珠洲に続いて、今回はその三、金沢にて。
思案橋、下菊橋などをめぐります。

語りでめぐる橋思案橋その1IMG_2831

いままで数えきれないほど、通り過ぎていた思案橋、
今日は行ったり来たり、止まったりしてみました。

語りでめぐる橋勘太郎川その1IMG_2833

勘太郎川もじっくりと見ました。
勘太郎川は、辰巳用水の分流で、かつて石引町地内に勘太郎という人物が住んでいたことからこの名がついたそうです。
製糸、製粉などの水車をまわしていたとのこと。

語りでめぐる橋勘太郎川流れIMG_2834

「今日は何をして遊ぼうか、お茶にしようかお酒にしようか」と
橋の上で思案したということから思案橋という名前がついたとか。

大通りからちょっと入るだけで、川の流れや粋な名前の橋・川に出会えます。
土曜日の朝、語りの旅をご一緒しませんか。

語りでめぐる橋今井金箔のれんIMG_2836

9月3日(土)10:30~11:30
会場;思案橋すぐ横の「今井金箔・本店」(幸町7番3号、思案橋バス停前)
語り&大川陽一さんのギター&あねざきしょうこさんのお話
おひとり;500円(加賀棒茶&金箔ちゃちゃちゃせんべい付き)

語りでめぐる橋第3回金沢チラシ小EPSON006

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ちょっとひと休み

久しぶりにKちゃんとおしゃべり。
カプチーノを飲みながら、そとの緑の木を眺めて・・・

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でも店内の冷房が強くて、早々に引きあげ。

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ネパールの詩の世界~“ラグ・ラグ・ラヴ”展 in ガレリア画廊

8月6日(土)17:30~は、本田和の語りによるネパールの詩の世界 in ガレリア画廊 でした。

2016年8月6日ガレリア画廊ネパールの語りその2IMG_2822

8月6日から、ガレリア画廊(白山市河内町江津イ-1)で開催される“ラグ・ラグ・ラヴ”展

      ~誰がそれを織ったの? (8月6日~8月31日開催)
の初日に、ネパールの物語詩「ムナーとマダン」
ネパールの現代詩を語りました。

物語詩「ムナーとマダン」は、美しいリズムを持った言葉で綴られています。
原文で語ることが出来れば、さぞ、心地いい言葉のリズムが美しいのだろうな・・・。
でも、日本語の訳も、とても綺麗なリズムを持っています。

お客さまは、展示されているラグの上に坐って聴いて下さいました。
私も、素足でラグに坐ってみました。
柔らかすぎもせず、堅すぎもせず、いつまでも坐っていたいラグでした。

2016年8月6日ガレリア画廊ネパールの語りその1IMG_2818

語りの椅子も、ラグに囲まれて・・・
窓の外の緑の樹々を見ながら、昼寝をしたかった!

2016年8月6日ガレリア画廊ラグ展IMG_2816

“ネパールの女性が作ったハンドメイド・ラグは、どうやって織ったの?・・・・”
糸を紡ぐ、染める、織る・・・・モノつくりを辿って行くうちに世界が広がっていきます。

17:00からは、ネパールの女性が織ったラグを日本に紹介していらっしゃる芝崎さんのお話を聴きました。
何度もネパールを訪ね、滞在し、一緒に日々を過ごしていらっしゃる芝崎さんやお仲間の方たち。
心からラグを慈しんでいらっしゃることが、伝わってきました。

ネパールが自分の中で、ずいぶん、近くなったような気がします。

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「怪談~パート2」本田和・語りのひととき in L.F.I

2016年7月27日語りのひとときLFI怪談1IMG_28097月27日(水)19:00~20:00は、第4回 本田和・語りのひととき in L.F.I
怪談 パート2

怪談といえば、小泉八雲・・・・
というわけで、今回は、小泉八雲・作「葬られた秘密」「鳥取の布団のはなし」「幽霊滝の伝説」

そして、怪談ばかりでなく、爽やかになっていただこう・・・というので、
宮澤賢治・作「ざしき童子のはなし」 を語りました。

語りのひととき怪談チラシ画像小さい201607_kaidan

長根尾 勇太さんのイラストをデザインした斉藤慶さんのチラシで、
いっそう怖い~~~

会場は、L.F.I スタジオ
      金沢市上荒屋1丁目242-1

LFIハガキ

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本田和の語り~「吉野弘 二人が睦まじくいるためには・・・・」神戸・六甲公演

吉野弘里夢一人IMG_2780

7月23日(土)14:00~は、本田和の語り「吉野弘 二人が睦まじくいるためには・・・・」
神戸・六甲公演でした。

暑い日だったけど、六甲山麓にある会場「里夢」の前の道は、気持ちのいい風が吹いていました。
1年ぶりの里夢。

吉野弘里夢入口階段IMG_2747

ただいま!!って、扉を開けました。
里夢のNさんが迎えてくださいました。

緑が濃い森の中から聴こえてくるような吉野弘さんの詩の言葉・・・・

吉野弘里夢二人緑マルIMG_2763

夕焼け、

吉野弘里夢夕焼け2IMG_2768

雪の日、
チェロの林口 眞也 さんと一緒に、吉野弘の言葉を辿ります。

吉野弘里夢雪IMG_2776

会場は、音楽ホール&ギャラリー 里夢SATOM
            (神戸市灘区曽和町1-4-2-B1)

ステージを飾るお花のアレンジメントは、いつものように宮崎 陽子さん。
森の中から光がさしてる・・・というイメージです。

プロデュース;森田 正明 
デザイン;斉藤 慶 

吉野弘二人がチラシ表小201606_吉野弘

吉野弘二人がチラシ裏小201606_吉野弘2

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蝶~アサギマダラ

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子どもの頃から、いろいろな虫が大好き。
蝉、いろいろな種類のトンボ、蝶・・・・

だから、ときどき、白山麓にある「ふれあい昆虫館」に虫を見に行く。
昆虫館にある「蝶の園」は、蝶々が木や花の回りを飛びめぐっている。

蝶々がゆったりと飛び回っているなかに身を置いているのは、本や映画で見た楽園にいるような気がする。

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本田和の語り~「吉野弘 二人が睦まじくいるためには・・・・」金沢公演

本田和の語り「吉野弘 二人が睦まじくいるためには・・・・」 金沢公演は、6月29日(水)19:00~20:00でした。

開演前は、ステージに吉野弘さんの詩の言葉が次々と映されていきます。

吉野弘金沢椅子とタイトル160629_033

誰にでもわかるやさしい言葉、耳で聴いても深く心の中に入ってくる言葉、
身体の奥にしみとおってくる言葉・・・・・

深い森の奥から、風や樹と一緒に声が聴こえてくるようです。

吉野弘金沢宮向さん樹160629_042

詩人・吉野弘さんの詩は、身の回りの出来事、もの、生物、植物・・・・
などを綴っています。
それも、何気ない言葉で。
そして、その言葉は無理なく、心の奥に響いてきます。

吉野弘金沢1人だけ160629_036

何度も語っていると、語る自分の身体の奥に奥に、
しみとおるように吉野弘さんの言葉が入ってきました。

本番のときもそうでした。
本番が終わって、しばらくは、身体のなかに入っている状態から抜け出すことが出来ませんでした。

いつもなら、本番が終わった後は、興奮状態にあるのですが、
今回は違いました。
吉野弘さんの言葉が入ったままでした。

「夕焼け」「雪の日に」「I was born」「虹の足」「奈々子に」
・・・・・

吉野弘金沢夕焼け2人160629_044

吉野弘金沢雪の日2人160629_048

これからも、何度も語って行きたい“吉野弘”です。

 チェロは、林口 眞也 さん

吉野弘金沢2人その2160629_041

会場は、金沢21世紀美術館シアター21 
                   (金沢市広坂1-2-1)
プロデュース;森田 正明 
デザイン;斉藤 慶 
音響;新谷 美樹夫
照明;宮向 隆

吉野弘二人がチラシ表小201606_吉野弘

 吉野弘二人がチラシ裏小201606_吉野弘2

7月1日付の北陸中日新聞です

吉野弘中日新聞2016年7月1日小EPSON001

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風のおきみやげ~光と影の恵子の一座

珠洲から帰った次の日、6月12日(日)午後は、
毎年参加している「風のおきみやげ」~光と影の恵子の一座でした。

会場は、昨年と同じ旧園邸・松向庵

松向庵の玄関には、恵子の一座の暖簾がかかって、風に揺れています。

2016年6月12日恵子の一座玄関IMG_2691

ステージとなるお座敷に面して、立派な庭。

2016年6月12日松向庵庭IMG_2690

6月は、里のつつじの花は終わってしまったけれど、
山では、山つつじが咲いているだろうな・・・と、イメージしながら、
つつじの乙女」を語りました。

ヴァイオリン辻子 奈緒美 さんとのコラボレーションです。

2016年6月12日恵子の一座二人IMG_2706

お部屋のなかには、恵子さんの写真がそっと飾ってあります。
恵子さんも一緒に楽しんでもらえたかな・・・・

座布団、音響一式、折りたたみの椅子、飲み物、お菓子、軽食(いろいろあって、おいしかった!)・・・
みんなで持ち寄っての、手作りのひとときでした。

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珠洲へ

6月10日、11日は、珠洲へ。
珠洲へ行くのははじめて。
だから、金沢から珠洲まで車を運転するのもはじめて。
片道2時間30分。
そもそも、こんなに長距離を運転したことがなかったのです。

疲れて、事故を起こしては大変・・・
というわけで、前日入りにして、珠洲で泊まることにしました。

2016年6月11日見附島朝IMG_2640

泊まったのは、見附島・・・通称・軍艦島・・・の真ん前。
感激しました。
目の前に、あの見附島が見える!
こちらを向いて、静かにたたずんでいました。

当日は、会場入りの前に、ギャラリー「舟あそび」へ。
オーナーのYちゃんは、Yちゃんが金沢時代、ギャラリーにいらしたときに知り合ったのです。
いまは、珠洲の古民家で、ギャラリーをしています。
玄関でのれんが風に舞っていました。

2016年6月11日舟あそび入口IMG_2647

ギャラリーのなかは、さずが、センスのいいYちゃん、
落ち着いていて、洒落たディスプレイになっています。
日本家屋のギャラリー、やさしい気持ちになっている自分がいます。

2016年6月11日舟あそびギャラリーIMG_2646

囲炉裏が二つあって、大きいのはお客さま用、小さいのは普段使いとのこと。
この画像は、お客さま用の囲炉裏。

2016年6月11日舟あそび囲炉裏IMG_2644

奥の部屋は、珠洲焼の作家・篠原敬さんの展示のお部屋になっています。
花瓶、壺、盃・・・いろいろな作品がありました。
ひとつの盃の色合いがグレー&ブルー&薄い茶色のなんとも言えず素敵!
・・・手にとってみたら、てのひらに自然とおさまってくれて、お酒がおいしく呑めそう・・・
と、ついに買ってしまいました。
飾って眺めておこうかな・・・と、Yちゃんに言ったら、
「盃に、ちゃんとお酒を呑ませてあげてください」とのこと。

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リハーサルの合間に、二三味珈琲で珈琲&ケーキ、

2016年6月11日古川パンIMG_2650

古川パンでおいしいパンを買って、
さあ、本番!

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本番が終わり、金沢への帰り道、里山里海街道のサービスエリアで一休み。
海に沈んでいく夕陽が綺麗だった!

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語りでめぐる橋~その二・珠洲にて

6月11日は、珠洲のライブハウス「スペース工場」で“語りでめぐる橋・その二珠洲へ”でした。

丸八製茶場発行の季刊誌「動橋」に連載されたあねざきしょうこさんのエッセイ<川を歩く>の舞台となっている川、橋を、実際にそこに出向いて語るという“語りでめぐる橋”

あねざきさんのエッセイには、石川県内の12の橋が書かれています。

2016年6月11日地図IMG_2655

今回の橋は、美川・手取川橋、羽咋・紺屋橋、宇出津・梶川橋、そして、地元の珠洲・金川橋梁。

珠洲での会場は、ライブハウスspace工場
                      (珠洲市正院町飯塚1-20-1)          
工場だったところが、そのまま、ライブハウスになっています。 

2016年6月11日スペース工場入口IMG_2657

音響をセッティング、会場つくり・・・

2016年6月11日スペース工場設置IMG_2654

まず、ライブハウス「スペース工場」のオーナー・乙脇工場長さんの挨拶。

2016年6月11日スペース工場長IMG_2659

私が、こんにちは!
あねざきしょうこさん、大川陽一さんを紹介。

2016年6月11日スペース工場こんにちはIMG_2662

そして、あねざきしょうこさんのお話。
エッセイ<川を歩く>を書く時のエピソード・・・取材のことや川を歩きまわったことなど・・・や、川や橋に対しての想いなど。
金川橋梁の近くを通りかかったとき、自分を呼んでいるような気がしてそっちのほうに行ってみたら、金川橋梁があったとのこと。

2016年6月11日スペース工場あねざきしょうこさんIMG_2665

そのあと、大川陽一さんのギターと一緒に、手取川橋、紺屋橋、梶川橋、そして、金川橋梁を語りました。

2016年6月11日語りでめぐる橋珠洲ステージ2IMG_2676

後半は、珠洲で音楽活動をしているスペース工場のメンバーの大畠さんの弾き語りで、しっとりとしたバラード。
珠洲の方々のおおらかなお人柄が、そのまま、このひとときの空気になっていました。

スペース工場のなかにはツバメの巣があります。
ライブの途中、何度も親ツバメが聴きに来てくれました!

「スペース工場」のブログ、嬉しいです。
語りを聴くのは初めて、
語りって、なんだろう?!
・・・・たぶん、聴いて下さっている人のほとんどの方が、そうだったのだろうと思います。

エッセイに書かれている橋のすぐそばで、その橋を語る・・・・
聴いて下さっている方々も、語っている私も、その橋の存在が、しっかりと身体の中に入ってくるように思いました。
語っていて、しっかりとした手ごたえを感じました。

楽しかった!!

珠洲の橋として語ったのは珠洲・正院にある金川橋梁。
のと鉄道能登線が 廃線になるまでは、終点の蛸島駅のひとつ手前の正院駅のすぐそばを流れる金川にかかる鉄橋でした。

2016年6月11日金川橋梁1IMG_2651

いまは、残っているバラスを見て、かつて線路だっ た・・・とわかるくらい。
たくさんの人が列車に乗って、この鉄橋を渡ったのだろうな。
案内して下さったかたは、正院駅から乗って、学校に通ったと話してくれました。

2016年6月11日金川橋梁2IMG_2652

すぐ近くの海に向って流れる金川にかかる金川橋梁。
かつて線路だったこと、たくさんの人がこの線路を渡って行ったこと・・・橋は、そんな誇りは いまもしっかり持っていると感じました。

2016年6月11日金川橋梁から見た金川IMG_2653

「語りでめぐる橋」・・・・次は、9月3日に金沢・幸町にある思案橋です。

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