粋な“紫”


紫色のムラサキシキブの実。

日に日に濃く、深く、粋になっていく。
葉っぱの緑との相性も最高。

野鳥にとって、この実はあまり美味しくなく、
他に食べるものがなくなったときに、仕方なく!?この実を食べるって、
以前、何かで読んだことがあるけど、
ほんとかな?

秋、深し。
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「コスモス」での語りのひととき

1ヶ月に1回、作業所「コスモス」で<語りのひととき>を始めてから、気がついたら、
もう、7年以上経つ。

ここ「コスモス」は、様々なハンディを持った人たちが働いている作業所。
金沢・小立野台地にあるお寺の一部屋にある。

物語や詩、言葉遊びのもの、そして、絵本を読んだり・・・を、
語り届けている。

“言葉”も“音楽”なんだよ!
という想いをこめて、
みんなの身体と心に感じてもらえるように。

職員の方々も、聴いたり、声に出したりして、
一緒に楽しんでくださっている。

10月18日に行ったとき、私が語っている最中、
Hさんが私の前にリズミカルに歩いてきた。
いつも難しい顔をしている彼が、
そのときは、とても楽しそうに、にっこり笑って。
身体全体に、楽しんでくれている表情が溢れている。

7年通っていて、いままで、硬い表情をしていた彼が!!
7年かかって、やっと彼に受け入れてもらえたんだな・・・

生の声の力、言葉の力の暖かさを感じたひとときだった。

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能登の海は・・・


今日の能登の海は荒れ模様。
空は鉛色。
強い波。
海沿いの道路は、強い風で、車が風に持っていかれそう。

いよいよ・・・冬に近づいたかな・・・
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万葉集群読~能登上布に寄せて

能登の付け根あたりに、能登上布の里がある。
能登上布は麻を織り込んださらりとした感触の
まるで“蝉のような”織物で、
歴史はなんと2000年前までさかのぼる。

能登上布発祥の地・鹿西町(現・中能登町)は、
この能登上布を伝えていこうと、会館を作ったり、
機織が出来るようにしたり・・・様々な企画をしている。

この能登上布の地にあるR高校で、
11月に、“万葉集の群読~能登上布に寄せて”
(このキャッチは、私が勝手に付けたのだけど)
をする。

1年生全員160人で、万葉集の群読パフォーマンスをする。
その詠は、生徒さんたちが選んだこの地にふさわしい織・染・布に関わるもの14首。

いま、その群読の発表に向けての練習の授業に出ている。

中能登町に行く日は、秋晴れの気持のいい日に恵まれている。
能登半島の海に沿って走る海浜道路を車で走りながら、キラキラ光る大きな海を見ているうちに、
だんだんと、日常から離れていく。

ずっと昔から生命は続いていて、これからもずっと続いていくんだな・・・
そう思うと、いま、生きている時間は、ほんの一瞬に過ぎないんだな・・・・

些細なこと、目先のことに、いま悩んでいることに、くよくよしているなんて、ちっぽけに思えてくる。
な~~んだ、こんなことに悩んでいたのか・・・なんて思えてくる。

さあ、160人のティーンエイジャーのフレッシュな声での万葉集。
男性・女性の声が交差する。
ブラスバンドの人のBGも入り、万葉集の新しい世界が創りだされると、わくわくしている。

<万葉集~能登上布~高校生による群読パフォーマンス>という構想を持たれたR高校のK先生のおかげで、私はいい時間を過ごさせてもらっている。

今週から、160人での全体練習に入る。
11月5日の本番に向けて、どきどき・わくわく。
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CD[セロ弾きのゴーシュ」ジャケット “三つの音が調和する 幻想的な語りと音楽の世界” 
本田 和の2枚目のCD、完成・発売中

CD<セロ弾きのゴーシュ>~本田 和・語りの世界~

1.語り&チェロ
蜘蛛の糸」芥川龍之介 原作、宗像 和 構成・作曲
2.語り&クラシックギター
智恵子抄」高村光太郎 作詩、宗像 和 構成・作曲
3.語り&チェロ
セロ弾きのゴーシュ」宮沢賢治 原作、宗像 和 構成・作曲
ジャケット裏
語り・ものかたり人;本田 和、チェロ;林口 眞也、クラシックギター;谷内 直樹

2,000円(税込み)

リーフレット試聴できます(タイトルをクリック!)
蜘蛛の糸
智恵子抄
セロ弾きのゴーシュ

詳しくは、CD<セロ弾きのゴーシュ>~本田和・語りの世界~
<画像をクリック!>
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一枚目のCDは・・・  
うぐいす姫CDジャケット本田和とキャッシー・スパニョーリによる
日本語と英語の掛け合いの語りのCD
 
 “ふたつの声の物語” 
CD<うぐいす姫>
発売中

“音楽のように美しく調和する二つの声” をお楽しみ下さい。

試聴できます<その1>「うぐいす姫」より01 トラック 1
試聴できます<その2>「うぐいす姫」より02 トラック 2
試聴できます<その3>「鬼は外」より03 トラック 3 

日本語を母国語とする人も、
英語を母国語とする人も、
物語を楽しめます。

また英語を学んでいる人にも、
日本語を学んでいる外国の人にも、
お勧めします。

詳しくは、HP内 CD<うぐいす姫> を!!

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語りと尺八の夕べ

8月28日(日)18:30から、医王山の麓・俵町のギャラリーISOLAで、
<語りと尺八の夕べ> だった。

このギャラリーは、家具つくりの尾田 伊生さんの工房にある。

ちょうど、ここで、1年に1回開催される
尾田 伊生展ーギャラリーISOLA・工房・open houseーの会期中のイベントだった。

準備のため、17時にギャラリーに入った。
工房もギャラリーも全部、尾田さんの手作りなのだ。
海まで見わたせるテラスに坐って、景色を眺めていると、
まるで映画の中の異国にいるような気がしてしまう。

開演の直前、真っ赤な夕日がゆっくりと落ちていくところを観ていた。
もうちょっとで海に入る
・・・というところで開演時間になった。

だんだんと色が変わっていく日没の空の色が、
会場となったギャラリーの窓をまるでキャンバスに変えてしまったようだった
(らしい・・・というのは、その窓は、私の後ろ側にあったから、客席からしか見えなかった)

客席の椅子は、もちろん、全部、尾田さんの作品。
尾田さんの作品に囲まれての語りと尺八のひとときだった。
椅子たちが、まるでおしゃべりしているみたいだ。

虫の声ともコラボレーションした夕べだった。

「宮沢賢治の詩」
「100万回いきたねこ」
「子どもの頃へ想いをはせて・・・」

金沢市俵町・尾田伊生さんの工房 にて

尺八・琴古流尺八・盛本 芳久 さん と
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【ワークショップ“声読”の楽しみ・ご案内】
声と身体のワークショップ
“声読”の楽しみ

声に出して・・物語・詩・古典・民話などなど・・・
身体に響く言葉を感じて・・・ 
ものかたり人・本田和と気持ちのよいひとときを過ごしましょう

声に出すって気持ちがいい、
物語や詩を読むって心地いいな、
日本語って綺麗、面白いな、・・・
自分の声を体で感じて、気持ちのいい時間を過ごしましょう・・・
そんなワークショプです。

都合のいい日だけの参加でも大丈夫。
充分楽しんでいただけます。
お気軽にどうぞ。

ワークショップ>←←ここをクリックしてください。

<毎月原則として>
*第2・第4月曜日
14:00~15:30

(詳しくは、下記にお問い合わせ下さい)

<場所>金沢・額谷・「ふれんず
山側環状線金沢市額谷1丁目交差点角、
国際ホテル近く、
旧石川社会保険センター、現在、北國文化センター南教室、北がわ・横

<会費> 1回につき 1,500円
(「ふれんず」のおいしいコーヒー付)

* テキスト用にコピー代(実費)をいただくこともあります

<申し込み・お問い合わせ>
076-298-6622(坂井) 
または hiroba@kazkatari.pasero.net

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“いきる・うたう・かたる”

“いきる・うたう・かたる”

10月2日(日)19:00から、 ネパールの歌手スンダリ・ミカ さんとのライブをする。

<日本語とネパール語 ことばとメロディー>
“Kanazawa の声と Katmanduの声が Kyotoで響きあう” がある。

歌の人とのコラボレーションは、はじめてなので、わくわくしている。
会場は、古民家のギャラリー・京都・うずらギャラリー

このライブには、不思議な不思議な巡り合いがある。

まず、金沢での友人であり、語りのときに音響をお願いしているNちゃんが、いま、京都に住んでいる。

そのNちゃんが、今年の春、
「京都の家の近くに、雰囲気のあるギャラリーがあるよ」
と話してくれた。

それから何日かして、別の友人Yさんから、ネパールに住んでいる歌の人とのコラボレーションを提案された。
会場は?と聞くと、京都・うずらギャラリーとのこと。

この偶然は何だ!? 
この巡り合わせ! 

・・・という不思議なご縁。

9月のはじめにうずらギャラリーを、Nちゃんと一緒に訪ねた。
大勢のひとでにぎやかな京都・三条河原町で、
そこだけ、ひっそりとたたずんでいるような古民家。

これがうずらギャラリー。

その古民家の一階、道路が見える半地下に、ギャラリーがある。
夏は凄まじく暑い京都なのに、ここはひんやりと涼やかなのだそうだ。


(京都の新聞より)

ネパールの歌と語り。
さあ、どんな世界が生まれるか!

“金沢を拠点に活動する「ものかたり人」本田和とネパールのカトマンズを拠点に歌うスンダリ・ミカが織り成すイメージの世界。
京都の町屋が古都(いにしえのみやこ)の庵と化し、不思議な世界へと誘う”

会場;うずらギャラリー (京都市中京区三条通寺町西入)電話;070-5500-1011
お問い合わせ;うずらギャラリー
お一人;2,000円

地下鉄京都市役所前駅から歩5分
京阪電車三条駅から歩7分
阪急河原町駅から歩9分
市バス河原町三条から歩3分
かに道楽からアーケードのない方向へ30m

またまた、偶然。
ちょうどこの時期、このギャラリーから歩いて5分のところで、友人が写真展をしていた。
渡邊 美砂子・写真展
うずらギャラリーでの打ち合わせのあとは、美砂子の写真~砂漠・北極・・・・+WASHI~の世界に浸った。

美砂子の作品・砂漠や北極に囲まれていると、
写真の向こうに、広大な世界がひろがっているようで、気持がぱーっと明るくなっていった。

Nちゃんと、そして友人のMにゃとも合流して、ティーンエイジャーに戻ったような、おしゃべりに夢中になった。
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スグレモノ

私にとっての夏の必需品と言ったら、これ!!!
なにをするものかわかりますか?

「ポイゾン・リムーバー」~いわば、“毒液吸い出し器”
蚊に刺されたときはもちろん、ハチでもアブでもオーケー。
イラガなどケムシに刺されたときも、すぐ、この“吸い出し器”で、プカプカすれば大丈夫。

これを見つける前は、イラガに刺されたときは、何日も何日も、痒い&痛いで、苦しんだ。

夏の必需品、私の大事なスグレモノ!
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メロメロポッチ・ライブ

金沢近江町のなかにあるライブハウス< メロメロポッチ >で、2ヶ月に1回、ライブをしている。
偶数月の第4木曜日の20:00から。

この8月で32回目となった。

メロメロポッチは、近江町の北側入り口を入ってすぐ、ぐるりと回っている階段を下りて地下にある。
このらせん状の階段を一段一段下りていくうち、日常から段々と離れて行くのを感じる。

メロメロポッチは、不思議な空間だ。
素直に入っていけば、どんな世界でも受け入れてくれる。
でも、メロメロポッチの世界のなかに、無理に自分の世界を創ろうとすると、はねつけられてしまう。

第1回が2006年2月だったから、もう5年半になる。
初めの頃は、無理に自分の世界を展開しようとして、メロポチという水に浮かんだ油みたいに、溶け込んでいなかったな・・・・
必死にもがいてしまったけど、力を抜いたらとても楽になって、そのとたん、メロポチの空間に受け入れてもらったと感じた。
その感覚、いまでも、身体が覚えている。

メロメロポッチ・ライブ・弦奏の夜・語りとクラシックギターの夜・第31夜は、
エドガー・アラン・ポー 作
「アッシャー家の崩壊」

クラシックギター・谷内直樹 さん の
コシュキン作曲「アッシャーワルツ」とともに

第32夜は、8月25日(木)20:00~は、江國香織・作「つめたいよるに」 を、
谷内さんの奏でるラテンの曲とともに

これから、どんな世界を創っていこうか・・・
メロポチの空気と呼吸を合わせて・・・

メロメロポッチの入り口
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“あなたへ~「恋文」”in金沢・東山

7月10日(日)夜は、“あなたへ~ 「恋文」 in 金沢・東山”
だった。

ピアノ・青山 保 さん とご一緒に。

会場は、東山・金澤町家Gallery椋(金沢市東山2-1-7)

“あなたへ~「恋文」”は、3回目になった。
回数を重ねるごとに、自分の身体に沁み込んでいっているという実感がある。
語っていて、心地よい距離感といったものを身体に感じられるようになる。

今回の会場は、何度も語らせてもらっている町家・ギャラリー椋。

椋は、そのスペースによって、雰囲気が違う。
朱塗りの二階のお座敷は艶かしい。
一階のギャラリースペースは、シンプルでモダーン和風って感じ。
こんな“和”って、潔いな~~って感じる。

照明、床、テーブル、椅子、のれん・・・・・ひとつひとつにオーナーの渡辺さんのこだわりが溢れている。

そんななかでの「恋文」

“誰かに胸の想いを伝えたい時、
手紙を書きますか? 
それとも電話? メール?
電話やメールで直ぐに相手に繋がる今のような時代だからこそ、
心の動きを手紙で伝えた・・・・
『恋文』に耳を傾けてみてください”

シンプルな空間のなかで語っていると、庭の桂のきをポストがわりに「恋文」をやりとしている女性が、いつもより、より潔かったかな・・・


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夏が戻って・・・

1週間あまり、涼しい日々が続いていたけど、
また、夏が戻って来た。

アサガオが一生懸命に咲いている。

でも、アブラゼミ、ミンミンゼミに混じってツクツクボウシが鳴き、夜になると虫の声が透きとおって聴こえる。

夏はだんだん過ぎていく。

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