Uちゃん

中学生のときからの親友・Uちゃんが突然亡くなってから1年。

離れて住んでいるので、なかなか逢うことは出来なかった。
それが3年前、やはり中学・高校を一緒に過ごした友達と金沢に来てくれた、私の語りのステージに合わせて。久しぶりに顔を合わせた私たち4人、金沢をぶらぶらしながら、たっぷり一緒に過ごした2日間だった。

ステージで私が語った言葉 「“・・・疑うことばかり知っていて、信じることを知らなかった。傷つくまいとして愛するものから目をそらし・・・” を聴いて、頭をが~~んとやられたような気がした」 と言っていたUちゃん。

ストレスから難聴になっていたけど、少しよくなったよ・・・と明るい声だった。
その後お父さんを看取り・・・気がついたら、Uちゃん自身がガンに侵されていて、もう手遅れの状態だった。

私の内には、“信じることしか知らない” Uちゃんがいつも微笑んでいるよう。

7月はUちゃんの月。

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半夏生 <はんげしょう>

半夏生7月2日あたりは、七十二節気のなかの “半夏生”<はんげしょう>・・・・ 夏至から数えて11日目にあたるとのこと。

3月3日に『二十四節気を奏でる』で二十四節気をテーマに語ったことがきっかけで、二十四節気、七十二節気・・・に魅かれている。農作業の目安のために作られた二十四節気、七十二節気。半夏生のころは、ちょうど、田植えの時期と、この暦は教えてくれる。(金沢では5月連休にするけれど)

“半夏生”という花がある。葉っぱの半分が白い。“半化粧”と書くこともあるのだそうな。しとしと雨の降る夕闇の中、半夏生の真っ白が、なまめかしく感じられる今日この頃。

写真は庭の半夏生。

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同志社女子大・音楽科リトルコンサート

篠原美樹子さんのピアノとともに語る18日同志社女子大・音楽科 の学生さん、卒業生の方々のリトルコンサート にゲスト出演した。 
“語りとピアノ” で <紫陽花&モンポウ> を表現。ピアノは学生さんたちの先生である篠原美樹子さん。寝屋川市・香里園にある宮城ホールにて。青に紫にうす紅に紫陽花が咲く季節、紫陽花とともに語った。

このホールは、立派な広い庭園に面しているプライベート・ホール。木がふんだんに使ってあり、浪漫な雰囲気が漂う暖かいサロン風ホールだった。宮城ホールで“紫陽花”を語る

こんなホールが身近にあるといいな・・・・(写真をクリック)

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弦奏の夜・語りとクラシックギターの夜・第3夜

弦奏の夜・チラシ<弦奏の夜・語りとクラシックギターの夜・第3夜>は、6月22日(木)20:00から。

メロメロポッチ・ライブ<弦奏の夜・語りとクラシックギターの夜・第3夜> は、「夢十夜&ギターによる武満徹の曲」です。

怪しく哀しい夢の世界・・・武満徹の音とともに・・・夢か現か・・・漂う夜・・・・6月22日(木)午後8時から(開場・7時30分)、お一人2,000円(ワンドリンク付き)

クラシックギター演奏は、谷内 直樹さん

お問い合わせは、076-234-5556、メロメロポッチ へ

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ワークショップ“声読”の楽しみ

声と身体のワークショップ
声読”の楽しみ
声に出して・・物語・詩・古典・民話などなど・・・身体に響く言葉を感じて・・・ ものかたり人・本田和と気持ちのよいひとときを過ごしましょう

<毎月原則として>第1・第3月曜日
10:30~12:00

<場所>金沢・額谷・「ふれんず」
山側環状線金沢市額谷1丁目交差点角、
国際ホテル近く、
石川社会保険センター北がわ・横

<会費> 1回につき 1,500円
(「ふれんず」のおいしいコーヒー付)
* テキスト用にコピー代(実費)をいただきます

<申し込み・お問い合わせ>
076-298-6622(坂井) または mono_katari_bito@yahoo.co.jp

気持ちよく声に出して読む、自分の声を身体で感じて、声に出すって気持ちいいな・・・・・そんなワークショップです。

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コラボレーション

近くの野原ではヒバリが鳴き、今年も5月の始めにカッコウがやって来た。

風邪気味だったので、2日間、ごろごろ。一昨日は、けっこう風が吹いていた。私の住んでいるところは山に近く、風が通り抜ける“道”のようになっているらしい。

風が吹くたびに、竹風鈴が心地よい音を出してくれる。気持ちいいな・・・と聴いているうち、ふと気がついたら、音が広がっているような、深まっているような・・・・よーく聴いてみたら・・・・竹風鈴の音にカッコウの泣き声“カッコウ、カッコウ”が溶け込んでいるのだ!! まさに自然がなせる最高のコラボレーション!

私の語る“言葉”も、そして言葉としての“音”も、そのときの空間と響き合って、聴いてくださる方々に心地よく届けたい・・・ また、音楽と一緒の時も、お互いの“音”と“音”の心地よいコラボレーションをしたいと・・・心から思った。

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語りと尺八の宵 in 阿吽

<語りと尺八の宵 in 阿吽> は、5月13日に終了。4月終わりにチケットは完売になりました。 雨模様の一日。でも雨のおかげで、深村泰子さんにアレンジされた庭の花々、たけのこ・・・これがとっても不思議不思議!あの日阿吽さんの中庭に、突然こげ茶色のたけのこが3本、現れたのです、深村さんの手で・・・灯りが、しっとりとした風情でした。ギャラリーは、幻想的な雰囲気に包まれました。

この宵は、金沢、能登の物語、民話、詩を語りました。尺八演奏は、盛本芳久さん。

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ショパン・祖国への想い

レストラン“ビータ・ローザ”での語り&ピアノ5月9日、 “語りとピアノで綴る<ショパン・祖国への想い>” 終了しました。グランドピアノのあるレストラン、ビータローザで。もうこれ以上椅子が入らない程の方々が来て下さいました。

ビータローザにて
窓から覗き込むようなみずみずしい樹々に囲まれて、ポーランドからウイーン・シュトゥットガルト・パリ・・・ショパンの39年の生涯を辿りました。言葉とピアノとのコラボレーション。ピアノ演奏は大阪在住の篠原美樹子さん。 (写真をクリック!)

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高等学校の司書さん

室生犀星の詩を語る5月9日、石川県の公立・私立の高等学校の司書さんたちの集まりに呼んでいただきました。55人の方々でした。

会場は、金沢西高等学校。

始めに「声に出」というテーマのワークショップ、そのあとで、尺八の盛本芳久さんとのコラボレーションをしました。

真剣な顔・顔・顔・・・司書の方々は、朝からの集会だったそうで、私のワークショップの始まる14:00は、お疲れだったでしょうに、みなさん、真剣なまなざしで聴いてくださいました。その“気持ちのよい”真剣さを身体中に受けて、ワークショップをし、そして語りました。

生徒さんによる「あらしのよるに」写真は05年12月の雪の日に、北稜高校・学校図書館で語ったときのものです。司書のNさんと図書の係りの生徒さんたちが企画したクリスマスの集い。私は「室生犀星の詩」「雪女」「こうさぎましろのお話」を語りました。Nさんと生徒さんの掛け合いで谷川俊太郎の詩、生徒さん3人の掛け合いで「あらしのよるに」。そのほかクリスマスならではの企画がありました。

それぞれの高校の図書館では司書さんたちががんばっています。 (写真をクリック)

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爽やかな季節になりました

シアトルのビルアブロード劇場にて・・・暖かいというよりは、日向では汗ばむくらいです。田んぼに水が入り、田植えも始まりました。緑色に染められた田んぼに、季節の移ろいを感じます。夜は蛙の大合唱。

“娘が出かけてしまうと、若者は、蔵を順番に開けていきました。そして蔵の中に、正月・節分・桃の節句・花見・端午の節句・田植え・・・・を見ていきます” 民話「みるなの蔵」の中にも語られているように、田植えは、日本の風景のひとつなのでしょうね。田んぼに囲まれて子ども時代を送った私にとっては、胸の奥がじわっとするような懐かしい風景です。

写真はシアトル・ビルアリボードシアターのステージで、「みるなの蔵」を開ける和&キャッシー(写真をクリック)

 

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