巣立ちしたら、もう、巣には戻らないということを、始めて知った。
モズのヒナが巣立ちしてから11日後
初めて巣を覗いてみた。
草やビニール紐などで作ってある。
あれほど毎日にぎやかだったのに、いまは静か。
こうして残された巣を見ていると、よかった!という安堵とともに、
ちょっぴり淋しい。
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6月のはじめ、モズ2羽が盛んに、庭のユズの木に出たり入ったり。
気がついたら、ピーピー、ジャージャーとかわいい声が聴こえた。
6月10日だった。
巣はどこにあるのか、全く分からない。
もちろん、ヒナの姿は見えない。親が近づいたときだけ、声が聴こえる。
そして、18日に巣立ち。
よたよた、よろよろ、ふらふらとしか飛べないのに。
人間以外の生き物の世界は厳しい。
でも、巣立ちって、ハレの日のようで、“おめでとう!”って声を掛けたくなる。
どうも、一度、巣から出たら、もう戻らないらしい。
そばの木に必死に止まっているけど、巣に戻った気配はない。
エサは自分ではまだ取れないらしく、親が虫をくわえて飛んできている。
そして、そのあとは、しばらく、高いところから見守っている。
ヒナは、疲れたのか、繁みの中で眠ったりしている。
カラスや猫に襲われないように・・・
車に轢かれないように・・・・
無事に一人立ちするように願っている。
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“白熊、ザトウクジラ、オーロラ・・・
写真家・星野道夫が見つめ続けたアラスカ
本田和の語り、今回は大自然と命の物語です”
“本田和の語り”~「星野道夫のアラスカ」の神戸・六甲公演は、
今度の日曜日6月24日
午後2時から。
会場は、神戸・六甲・音楽ホール&ギャラリー里夢SATOM
(神戸市灘区曽和町1の4の2のB1)
『日々生きているということは、あたりまえのことではなくて、
実は奇跡的なことのような気がします』
(星野道夫・著『旅をする木』より)
ずっと前に、星野道夫さんのエッセイ集『旅をする木』を読んだときから、
この言葉は私の身体の中に残っている。
そして、折々に、よみがえってくる。
星野道夫さんの言葉は、星野さんが実際に観た・聴いた・感じたことから出てきたものだと思う。
だから、言葉が実体を持って伝わってくる。
深く、そして、しみとおるように。
「星野道夫のアラスカ」は、星野さんの著書『旅をする木』を語りとチェロで表現し、
星野道夫さんの生きてきた道を辿るひととき。
チェロ演奏は、林口 眞也 さん
写真提供;星野道夫事務所
題字;池多 亜沙子 さん
プロデュース;森田 正明 さん
デザイン;斉藤慶デザイン研究所
フラワーアレンジメント;宮崎 陽子 さん
チケット;前売り・2,000円(当日・2,500円)
主催;きくはなすの会
お問い合わせ;090-2373-5458 きくはなすの会
090-7768-0439 宮崎 陽子
星野道夫さんの生きてきた道を、一緒に辿ってみませんか。
ご連絡いただければ、受付に前売りチケットをお取り置きさせていただきます。
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“本田和の語り”~「星野道夫のアラスカ」は、
星野さんのエッセイ「旅をする木」を構成して創った。
”本田和の語り”のたびに撮影をお願いしているのは、
写真家の沢麻美さん。
彼女とは、不思議な縁で繫がっている。
以前、私がT中学校の授業に入り、語りをしたとき、
そのクラスに沢麻美さんがいた。
当時のT中学校のK先生からの依頼だった。
それから、何年もたって・・・・写真家さんを探していたとき、
たまたま出会ったK先生が、教え子さんに「写真家になった人がいるよ」と紹介してくれたのが、沢麻美さん。
そして、彼女との2度目の出会いが始まった。
そうして・・・またまた、嬉しいことが!
沢さんが中学生のとき、いい本があるよと、K先生からプレゼントしてもらったのが、星野道夫さんのエッセイ「旅をする木」のハードカバーだったのだそうだ。
語りを聴いているうち、「旅をする木」のなかの言葉だとわかって、撮影しながらびっくりしたそうだ。
そして、嬉しかった・・・とのこと。
縁はどこかで繫がっている。
不思議でもなんでもないのかも。
“本田和の語り”~「星野道夫のアラスカ」金沢公演は、5月17日に終わった。
星野道夫さんのエッセイをもとにして、“星野道夫さん”を、星野道夫さんの辿ってきた道を伝えた。
星野さんが書かれたエッセイを声に出していると、
そのひとつひとつの言葉から“星野道夫さん”を生き生きと感じられる・・・・というより、感じる。
星野さんのひとつひとつの言葉が、語っている私の身体の中に、
すーっとしみ込むように入ってくる。
星野さんの言葉が、そのまま星野道夫さんという人にぴったりと重なって・・・
ひとつひとつの言葉に、“星野道夫さん”が、確かに存在している。
星野道夫さんを辿った70分だった。
星野直子さんにお目にかかりに市川まで出かけ、実際に直子さんとお話できたので、
より身近に、星野道夫さんを感じることが出来たように思う。
チェロは、もう何度もご一緒している林口 眞也 さん
林口眞也さんが奏でるチェロと言葉がとけ合い、一緒に語り、一緒に奏でているという実感があった。
照明は、宮向 隆 さん
音響は、新谷 美樹夫 さん
写真提供;星野道夫事務所
題字;池多 亜沙子 さん
プロデュース;森田 正明 さん
デザイン;斉藤慶デザイン研究所
そして、たくさんの仲間に助けていただいた。
心から、“ありがとうございました”
6月24日は、神戸・六甲公演!
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5月24日(木)7:00 PMからは
メロメロポッチ ・ライブ
<弦奏の夜・語りとクラシックギターの夜・第35夜>
(*今回からライブ開始時間が変わります)
早いもので、メロメロポッチライブで語り始めて、もう7年目に入った。
どんな語りの世界を創っても、そのまま受け入れてくれるメロメロポッチの空間。
2ヶ月に1回のペースで続けてきたけれど、今回からは、3ヶ月に1回になった。
第35夜は、ポール・ギャリコ作「スノーグース(白雁)」
第二次世界大戦で英仏連合軍約34万人が,ドーヴァー海峡を駆け抜けたドイツ軍に、ダンケルクで包囲された。
しかし、イギリス艦隊の活躍により救出された。
このいわゆる「ダンケルクの悲劇」を背景に,少女フリーザと画家ラヤダーの心の交流を描いたギャリコの作品。
クラシックギター・谷内直樹 さん と
メロメロポッチ (金沢市下近江町68BF、くすりのキリン堂横の地下)
2,000円 (ワンドリンク付)
お問い合わせ;メロメロポッチ 076-234-5556
“メロメロポッチ”という不思議な空間で創りだされる、語り・言葉・音の世界をお楽しみ下さい。
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"本田和の語り~「星野道夫のアラスカ」”金沢公演は17日。
あと3日後となった。
星野道夫事務所から、星野さんが撮影した写真も届き、
あとは、17日の本番を待つだけ。
作家の池澤夏樹さんは、星野道夫さんについて、こう書いています。
『大事なのは長く生きることではなく、よく生きることだ。
そして彼ほどよく生きた者、幸福な時間を過ごした者を他に知らない』
星野道夫さんの言葉をかみしめ、いま謙虚に、"生きている”という意味を考えて行きたいと思っています。
"本田和の語り~「星野道夫のアラスカ」” では、
星野道夫さんの生きてきた道を、語りとチェロで辿ります。
照明は、宮向 隆 さん
音響は、新谷 美樹夫 さん
写真提供;星野道夫事務所
題字;池多 亜沙子 さん
プロデュース;森田 正明 さん
デザイン;斉藤慶デザイン研究所
チケット;前売り・2,000円(当日・2,500円)
主催;きくはなすの会
後援;石川県、金沢市、石川テレビ、北陸中日新聞
お問い合わせ;076-247-4473 本の店・チルクリ・川崎昭子
090-2373-5458 きくはなすの会
ご連絡いただければ、受付に前売りチケットをお取り置きいたします。
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星野さんは、『旅をする木』のなかで
"日々生きているということは、あたりまえのことではなくて、実は奇跡的なことのような気がします”
と言っています。
この言葉は、深く深く心にしみる。
星野さんの言葉のひとつひとつが伝わってくる。
実際に感じたこと、出会ったことが、言葉となっているからだろう。
写真からも、言葉からも、"星野道夫さん”が生き生きと伝わってくる。
自然や生命のもつ<もろさ>に魅かれているという星野さん。
星野道夫さんが撮った写真からは、
生命や自然の営みの物語が見えてくるし、
星野さんのエッセイの言葉からは、映像が見えてくる。
"本田和の語り~「星野道夫のアラスカ」” in 金沢は
5月17日(木)19:00~(開場18:30)
金沢21世紀美術館シアター21 にて
何度もご一緒しているチェロ奏者の林口 眞也 さん
照明は、宮向 隆 さん
音響は、新谷 美樹夫 さん
写真提供;星野道夫事務所
題字;池多 亜沙子 さん
プロデュース;森田 正明 さん
デザイン;斉藤慶デザイン研究所
チケット;前売り・2,000円(当日・2,500円)
主催;きくはなすの会
後援;石川県、金沢市、石川テレビ、北陸中日新聞
お問い合わせ;076-247-4473 本の店・チルクリ・川崎昭子
090-2373-5458 きくはなすの会
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